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カテゴリ:伊豆各地
●どんつく祭り(1) 稲取温泉で天下の奇祭と言われる第54回「どんつく祭り」が5年ぶりに行われた。 この祭りは、二千年とも言われる古い歴史があり、夫婦和合と子孫繁栄、昔赤痢が流行ったころには無病息災を願い小さなご神体を持ち歩き女性に「ドンと突く」ことから「どんつく祭り」となっている。 実際に弥生時代の遺跡から「石棒」なるものが近辺から出土したという。 伊豆三大奇祭(湯ヶ島妙徳寺の東司まつり・伊東尻つみ祭り)の一つで、昭和41年から観光的行事として始まったのだが、53回目の2018年を最後にその行事は途絶えてしまったのだ。 以前は、6月の地元だけの祭りとして素戔嗚神社の祭りと、観光的に芸者など女性が担ぐ「神輿」パレード夏祭りの二回行われていた。 また、招福面の手ぬぐいを鼻まで被って踊る「しょうふく面踊り」も2013年ころまで行われていたが少子化などで途絶えてしまった。 これにより、最盛期には7000人もの観光客を集めたが、その後は減少気味になってきたこと、もう一つの理由が内容が内容だけに、「性器崇拝祭り」という見出しに対しポスターやチラシで一般に告知することが難しくなってきた。 確かに昔はひどかったこともあったようで、「おめんさん」という赤と青の面を付けた20才(今は年齢制限はない)になったばかりの男性が泥酔した状態で各家庭の中に土足で上がって小さなご神体で女性の下半身を突く、ホテルの風呂場にも入り込む、逃げ惑う観光客が海に落ちてしまったことや、駅で停車中の列車内に乗り込んだりして驚かされたことなどもあった。 祭の会場は、稲取温泉のホテル旅館が建ち並ぶ広い駐車場にステージが組まれ、周囲にはお祭りを盛り上げる屋台が並んでいる。 途中には、2基のご神体があり最も大きい新ご神木は「どんつく祭り50周年」を記念して作られた物で、長さ4.2メートル、直径80センチ、総重量2.2トンを誇る。 19:00になるとステージで神事が行われる。 大きなご神体を担いだお神輿が入り、青面と赤面、神主がそろい全員で礼拝する。 近隣在住のテレビ、新聞などのマスコミもたくさん来ている。 続く・・・
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Last updated
2023/10/08 03:01:38 PM
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