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~カラダとはネットワークである~
これは以前放送された「NHKスペシャル~人体」のテーマです。 カラダとは、単に筋肉や臓器が、脳からの一方的な命令で動いているのではなく様々な臓器や脂肪までもが、互いにコミュニケーションをしあい、ダイナミックに生々流転するネットワークなのだと。 それは近年解明の進んだ「ファシア≒筋膜」が、網の目のように全身をくまなくネットワークしている事実ともつながります。 (ファシア) これまで、私たちは複雑なカラダを理解するために、カラダを細かく部分に切り分け、一つ一つを理解しようとしてきました。 解剖学とはそういう学問です。 でも、それだけでは零れ落ちるものがある。 なぜなら、ココロもイノチもワタシも、どこかの部分に宿るのではなく、ダイナミックに生々流転するネットワークの営み、そのものだからです! (蜘蛛の巣) カラダがこのような複雑なネットワークであるならば、僕たちがこれまで信じてきた「○○筋をストレッチすると → 腰痛が改善する」という図式が、もはや成り立たなくなってしまうのです。 ・ 動かない陸地を進むときには地図が役立つけど (線形) ・ 波立つ海を進むときには、海流が渦巻いていたり、流されたり、行きつく先が地図通りにならないのと似ています(非線形) ならば、私たちはそんなカラダを前に、いったいどうすればいいのでしょう? (ダークマター 想像図) 僕はそのヒントが、ヨガや東洋医学や仏教などに共通する「東洋の視座=ズームアウト」にあると思っています。 2005年からスタートした「感じてわかる!解剖学」シリーズは、従来の、ズームインする解剖学を否定することなく、それと併せて「ズームアウトする視座」を学び、両者の間を行き来することを提唱してきました。 そこに見えてくるものこそ、僕たちが日々感じている、あらゆるものとつながりを持って存在する、リアルに息づくカラダなのだと思っています。 --------------------------- ----------------------------- 木や草や 山や川がそこにあるように 人間もこの自然の中にあるからには ちゃんと意味があって生きているのだ。 あらゆるものとつながりをもって。 そのつながりの中でお前は 大事な役目をしているのだよ。 もしお前がこの世にいないならば 何かが狂ってしまうだろう。 「手塚治虫~ブッダ~より」 ----------------------------- ----------------------------- そんな解剖学に興味のある方に、ぜひ来ていただきたいです! オンライン × 短期集中 × 体感型 × ヨガ解剖学 2021年2月8日・15日・22日(月)10時半~15時半 詳細はこちらです ● 公式HP Body curiosity ● セラピスト・ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール ● 無料メルマガ登録 のみ友通信 ● 野見山文宏 プロフィール ● 著書 「感じてわかる!セラピストのための解剖生理」 ↓ 楽天ブックスリンクです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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January 21, 2021 06:47:41 PM
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