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環境機器株式会社の社長フィロソフィー日記

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Juni1965

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Aug 19, 2017
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カテゴリ:カテゴリ未分類
大事なのは、問題を「解く力」ではなくて、本当に解くべき問題を「見つける力」である。誤って設定された問題、課題をたくさん早く解くよりは、本当に解くべき問題を正しく見つけ、課題設定をしっかりして、それを時間をかけてでも解決する方がよほど大事である。

目の前に現れる問題、課題が本当に解くべきものとは限らない。根本的なところを解決しないと、その種の問題はいつまで経っても繰り返し現れるものだ。根本的な問題は何なのかを深く掘り下げ、正しい問題をピンポイントで見つけてそれを解くことが重要だと思う。トヨタでは、何故何故を5回繰り返すというのはこの話と繋がる。その現象(トラブル)はなぜ起こったのか、その原因は何故生じたのか、原因の原因はまた何故生じているのか(工程の一部)、その工程の一部はどうして必要なのか、工程の一部は変更、省略できないのか?と根本的なところに立ち戻って、原因の原因のさらにまた原因にまで正しい問題のありかを探っていく手法である。

この「正しい問題を見つける力」というのは、実は経営資源の少ない中小企業の経営戦略のもっとも有効な手段である。

世の中の、または業界のボトルネックとなっている根本原因が何なのかを分かっていて、しかもそれが誰も気づいていない競争の少ない要素、役割であれば、限られた資源をそこに集中することがもっとも効率の良い競争力となる。業界のボトルネックとなっているのは、気づかれていないと同時に、それなりの「理由」がある。手間がかかったり技術的に難しかったり、すぐに収益に結び付かなかったり、様々な理由によって誰も手をつけないことかもしれない。しかしその課題に敢えて取り組むことで、うまく行けばボトルネックが解消されて社会が大きく動く。そしてその動きの中心にいることが出来れば、自然と儲かる仕組みが出来上がる。

当社が取り組んでいる防虫関連企業のネットワーク化にしても、ボトルネックは実は多数の需要、多数の施工業者を効率よく取りまとめるソフトウェアにあったりする。個々の施工業者は零細中小が多いから、個別の仕事自体は丁寧で質が高くても、それを全国一律で、しかも信用力のある形で提供するのは相当なソフトウェア投資が必要だ。これは分かってはいるけれど、なかなかニッチ分野では踏切にくい投資になる。当社は敢えてそれをやることで、逆に言うと他の部分は削ってでも誰もやらない分野に投資することで、大きく物事を動く中心になることを狙っている。言うは簡単だけど、ソフトウェアの開発はコストをかければ良いものが出来る訳でもないので難易度は高い。しかし誰もやらないボトルネックに挑戦することは、実はもっとも効率の良い経営戦略じゃないかとも思う。

こんな調子で当社では、「何が本当の問題なのか?」、「この案件の肝は何なのか?」を常に考えている。と言うことで頭を使わんといかんので、美味しいもの食べたら脳にも栄養回してくださいね。





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Last updated  Aug 30, 2017 10:17:27 AM
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