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■■■■■■■■■■■■今回のポイント■■■■■■■■■■■■
『資源の再構築を図る。より投資効果の高い分野へ集中させよう!』 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ◇ ◆ ~セレクト店 カイゼン中 ユナイテッドアローズ~ ◇ ◆ 2005年6月6日付 日経MJ【6面】より ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本日のあらすじ 『セレクトショップ最大手のユナイテッドアローズがトヨタ自動車のカイゼンを 模範とした節約運動を進めているお話です。』 ●「会議中に思いついたコスト削減アイデアはありませんか?」 同社内の各会議室に昨夏、一斉にこんな掲示が張り出された。アルバイトも 含め全社員から経費削減案を集めるという取り組みで、その名も「とことん♪ カイゼン委員会」 ●公募後、みる間に約200のアイデアが集まり、既にいくつもの実行例があると いう。ガムテープの止め方を変更し、年間で50万円のテープ代節約になり作業 時間の短縮効果もあった。 ●『蛍光灯は普通のものでも十分では・・・』との指摘も出た。商品作りを担当する 部署は色合いなどが重要だと考え、自然光に近いとされる高級照明を使っていた。 だが、指摘を受けて通常の蛍光灯を試したところ、商品の見え方等に殆ど差が 出ないことが分かった。そこで、安価な蛍光灯に全面的に変更。 ●個々の取り組みは非常に小さいが、幾重にも重ねれば大きな効果が出る。 アイデア全体で総額5000万円の販管費圧縮を見込む。目先の経費以上に 社員にコスト意識を共有してもらうことに大きな意味がある。 ■■■■■■■■■■◇利益の種子を探し出せ!!◇■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 利益の種子:今回のキーワード ・選択と集中 ・他の業界の常識を取り入れる ・常に常識を疑い ・コスト意識を持つ。 ●一見、見慣れたキーワード。あなたの会社は本当に出来ているでしょうか? 記事によると今回の取り組みの発端は、昨年見学したトヨタの工場が一人一人 からコスト削減案を募っていたことを手本にしたとの事です。 ●製造業現場でカイゼンは業務の一貫として根付いていますね。セレクトショップ はカイゼン運動が根付いていない業界だが、製造業では常識の世界である。 ●自分の業界では根付いていない取り組みでも、他の業界では当たり前と言われ る事は多々あるし、他の常識を自社に取り組むだけで業績が改善できた事例など は山ほどある。今回の事例などは、まさにそのような事例だ。 ●経営者の中で、うちの業界は特殊だからと言われる方が多いが、実のところ 特殊だと思っているのは本人だけで、商売の仕組みを詳細に紐解くと実に単純 だったりする。 ●カイゼンの第一歩は、現状を否定するところから始まる。現状を否定すること とは、『本当にこれで良いのか』と今の常識を疑うところが出発点だ。今の常識 がなぜ?常識となっているのか?常識の背景を汲み取る作業が必要となる。 ●ユナイテッドアローズでは、このようなカイゼン活動を徹底することによって、 今の常識を疑い、目先のコスト削減よりも恒常的なコスト削減意識を根付かせる事 によって、企業体力の強化を図っている。 ●上記のような活動で削減出来たコストは、一体どうするのだろう?勿論利益として 計上することもひとつの手段ですが、短期的な利益だけにとらわれず、投資効果の 高い分野に資源を集中させることで継続的な安定を図ることのほうが更に望ましい。 ●記事によると、商品企画や店舗開発などの中核分野に振り向けなければ、将来は おぼつかないと記載されている。まさに目先の利益計上よりも継続的に高い利益を 計上できる仕組みを作ろうとしているわけだ。 ●あなたの会社でもムダなコストを省き、単なるコスト削減効果を狙うだけでなく、 資源の選択と集中を意識して、いかにして投資効果の高い分野に資源を集中するか? 常に目を向ける必要があるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月12日 22時57分29秒
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