たのしい韓国ソウル&京畿道+江原道のニュータウン生活

2013/06/09(日)14:16

韓国の鉄道博物館へGO! 番外編 ~人気アトラクション・レールバイクも夢の跡、ところが義王市などが別の場所でレールバイク計画案ありとか~

韓国・ソウルで子どもとあそぼう(61)

韓国の鉄道博物館へGo!の番外編です。実は韓国の鉄道博物館、いまではちょっと寂れた感じになっていますが、数年前一時期とある人気アトラクションができて人気を博したことがあります。それは・・・レールバイク。最近、廃線となった線路をつかって自らの足でこいでレールの上を進むカートのような乗り物なんですが、結構人気で、旧京春線の線路につくられたレールバイクは週末になると事前に随分前からインターネットで予約しないと利用できないほど…これが韓国・鉄道博物館にも一時期あったのでした。 こちらがそのアトラクションの入口だったところ。すでにいまでは廃止され寂れていますが… こちらが乗車口になっているところなのですが、廃線のレールを使って自転車のように脚でこいで進むレールバイクがあったところ。【ただこの鉄道博物館のレールバイクは一部線路のない舗装道路も走るもので全てレールだけの走行ではなかったようです。当時の動画をごらんになりたい方は韓国のとある方のこちらのブログをどうぞ・・・】 いまはこんな感じでレールだけが寂しく残っています。向こう側に写っているのは昔この線路をアトラクションで走っていた「宇宙観光列車」というもので、実は新潟で作られた車両だったりします。ネット上で検索してみると2010年11月16日付の聯合ニュースでこの鉄道博物館のレールバイク営業開始の記事が写真つき(よくありがちなお偉いさんが試乗している様子の写真)で出ているのですが、その後どうなったのかは不明。ただ2013年現在、走っていない状況を見ると何らかの理由で数年の短命で営業中止に追い込まれたようです。ちなみにこの乗車口の屋根には太陽光発電パネルがいっぱい張られていて、それも日本製のSHARPの製品。レールバイクということでエコなイメージを打ち出したかったのでしょうが、数年で廃止とは逆に無駄な投資になってしまったようで。。。 この屋根の上がソーラパネル! それもSHARP製造の日本製!建設費はかなり高かったのでは… すでに発電はしておらず全く野ざらし状態…で、こんな状態のレールバイクなんですが、実は鉄道博物館から歩いて10分ぐらいのところにある旺松貯水池(儀旺市が義王市に名称変更したので「王松」貯水池でしょうか?)の周りにレールバイクを建設して観光客を呼び込もうという計画を地元・義王市などが立てているとか。すでに2010年に韓国・知識経済部にこの貯水池や鉄道博物館をはじめとした鉄道関連の大学・研究所などを含めて「鉄道特区」の申請をしているとのことでこれが国から承認されればレールバイクはじめ「鉄道特区」としてこの辺一帯の開発をするらしいです。(ただレールバイクは環境保護団体が貯水池一帯が鳥類の憩いの場となっていることもあり環境を破壊する可能性があるということで反対しているらしいですが・・・【ソウル新聞・2012年8月25日付「レールバイク設置めぐって…京畿・義王、経済vs環境、対峙」】それで鉄道博物館も古いけどこういう「鉄道特区」の計画があるので施設更新ができないのかもしれませんね。(とはいえ国に2010年に「鉄道特区」申請していまだ音沙汰ないということはダメなんでしょうかねえ・・・)でもまあ、その前にもうちょっとKORAIL独自にでも鉄道博物館の交通アクセスを改善させたり(それこそ、レールバイクで義王駅から鉄道博物館まで来れるようにするとか、ソウルからの電車を鉄道博物館真横に駅を新設して止めるとか・・・)、子どもたちが鉄道を通じて楽しめるアトラクションを増やすなどなんらかのアクションをとってほしいものです。はい。 ↓ 韓国の子どもたちにも鉄道好きになってほしいですね。KORAILさん、鉄道博物館、なんとか改善を!!   

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