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2016.10.01
カテゴリ：エリン雑記
前回の続き
  おーい。 お前よー。おきてるかー？  ハッ！！！！ （思いっきり状態起こす）  いってええええっつ！！！ いきなり起きんな！！頭ぶつけただろ！？  ・・・？ お前は誰だ・・・？ （ガクッ） おいおい・・・知らねーのか？ この俺様、マーリンをよー！！ ところで、こんなところで何やってるんだ？ ・・・俺は、確か影世界にいて・・・ ポウォール軍にやられて・・・ そしたらナオ・・・？が現れて・・・ ミレシアンとして転生されたのか・・・？ 気づいたらここにいた。  ずいぶんと朦朧としてんじゃねーか・・・ 大丈夫か？ にしても、おまえその髪真っ白じゃねーか。 ここら辺のやつにしては珍しいな。 ・・・！？ 髪が白い・・・だと・・・！？   ・・・まじか・・・ 苦労して黒く染めてパーマもかけたんだが・・・ おいおい、なに落ち込んでんだ？ 別に髪くらい白くたっていいだろ！ ・・・あんまいい思い出がねえんだ・・・ 親衛隊でもからかわれたことがあるしな・・・  ふうん？その髪は小さいころからそうなのか？  ・・・確か生まれつき・・・ ・・・だったはず・・・ だったはず？そんなんも覚えてないのか？ ううーん・・・ 昔のことはよく覚えてた筈なんだが・・・ なぜか親衛隊に入る前のことが今はあんまり良く思い出せないんだよな・・・  なんだそりゃ。まあいいか。 それよりお前、ちょっと俺の所に来ないか？ というか来い！！ ちょ、ちょっと勝手に首つかむんじゃねえ！！ 俺には親衛隊のことも・・・！ ああ？ ・・・にしては随分と弱っちい体だな？ 多分お前そこにいたって自分の能力発揮できねえぞ？ ・・・ならどうすれば・・・  それは俺様、ドイルドでもあるマーリンの見せ場じゃねーかよ！  ・・・本当に大丈夫か・・・？ なあに、心配は要らねえよ！ お前の素質って奴を活かせるんだからよお！ ・・・嫌な予感しかしないぞ・・・   ひいいいい！！ これに打たれろって言うのかよ！！ 寒いだろこの野郎！！！ うるっせえ！！ 師匠と呼べ！それに敬語を使え！！！  し、師匠・・・ しかし結構寒いですよ・・・ いいから！体作りだ！！！ つべこべ言わずに入れ！ うぐ・・・ ・・・・。 うがあああさびいいいいいい！！！！ よおーし。 次はこの服を着ろ。  ・・・寒いです師匠。 なにいってるんだ！ 寒くても我慢しろ我慢！ 魔力だって上がるしな！  ・・・ところで師匠、俺の素質というのは・・・？ ・・・そうだな、お前、生まれつき白髪なんだろ？ ・・・そうですね・・・ なら、お前は何か能力がずば抜けてあるはずなんだよ。 老化で白髪になるのはマナが薄くなるっていう理由だが、 逆にマナが多すぎてもそうなる事がある。 しかもお前は俺から見た感じ、魔力が溢れてるしな。 魔法師向きなんだろ、お前。 な、なるほど・・・ さあって、次はトウモロコシ刈りだ！ そ、そんなもので魔力上がるのか・・・？ いいからいいから！！ 500本収穫な！ ・・・。  あれを今思えば確かに特訓にはなってたとは思うが、 魔力が上がるかは怪しいな・・・ 結局じいさんにやらされてたことの方が 魔力を高める特訓になってたしな・・・  あれから、貴方の姿が見つからないと思えば、 いきなり現れた時はビックリしましたよ・・・ 思わず平手打ちしてしまいましたし・・・  いや・・・、俺も勝手に出て行ったっきり連絡もしなかったしな。 申し訳ない。 それに戻ってきたと思ったら今度は『親衛隊を抜けさせてくれ』と・・・ 全く、とんだ問題児ですね・・・ すまんな・・・ ただそれで、今後何か頼みたいことがあれば連絡してくれって言ったじゃないか。  まあそうですね・・・。 確かに前よりも自信が感じられますし、特訓の成果は出ていると思いますよ。 で・す・が、 少しはこちらの心配も気にしてほしい所ですよ・・・  ・・・。 ・・・まあ、もう過ぎたことですし、 これ以上は追求はしないことにします。 それで、ここにきたのは頼みたいことがあったんでしょう？ でなければ、あの少女もここに来ているはずですし。 ああ、そうだな・・・ ちょっと個人的な話になるが、 俺が親衛隊に入る前、俺はどんな奴だった・・・？ ・・・そんなことですか。 あなたの生い立ちは知りませんが、 当時はあなたに違和感を感じていましたね。 今思えば、その頃の年の子供らしくなかったと思います。 『強くなりたいから親衛隊に入れてくれ』 なんて言って訓練を必死でしていたくらいでしたし。 そこも子供らしくないと言えばそうなのですが、 私が感じていた違和感は そういうとこはまた少し違うような・・・ ・・・すみません、今もその違和感の正体はわからないですかね・・・ ・・・そうか、悪い。 余計なことを聞いてしまったか・・・？ いえいえ、そんなことはありません。 こんな話でよければまた答えますよ。 (・・・あれからナオは相変わらず過去については喋らないし、これだけ収穫があったのも良しとするか・・・) ・・・ああ、また頼む。 さて、そろそろティルコネイルに戻るぞ。あいつもそろそろ待ちくたびれただろうし・・・ 今日はありがとな。 いえいえ、また依頼を頼むと思いますので そちらをよろしくお願いしますね。  うっす。ではまた会おう。  ではまた。 ・・・また何処かで会おう。
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最終更新日
2016.10.08 22:31:15
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