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グローバリスト対ネイティビストと先進資本主義の構造的変化と発展途上国の登場
●資本は新たな投資機会を求めて、 ●第三世界・低開発国へ続々と投資されてゆく。 ●日本の国内では地方の開発に発展の余地がある。 これは良いことだが、 根底的には、世界の資本主義の構造変化が、 もっとも重要な変動の原動力となっている。 単に日米欧市場のボーダレス化などのことをいっているのではない。 今や世界の資本王義は、 ●低開発諸国の経済開発ブームに成長の主要エンジンを求める方向に、構造転換をとげつつある。 中国、東南アジア、インドの経済成長は急だ。 さらにNAFTA(北米自由貿易協定)でアメリカと運命共同体になったメキシコ、 またその南の中南米の国々もこれを追いつつある。 中東和平とともに中東地域にも経済開発ブームがやって来ている。 1980年代に明らかになった先進資本主義諸国のマーケットの構造的停滞、実質経済成長率の低迷。 確かに、マルチメディア・ブームなどが言われてはいるが、 先進資本主義国における、実質経済成長に結びつく有効な投資機会は確実に減少している。 1980年代初頭以来、「ハイテク成長論」「高度情報化社会論」「第三の波」等々のブームはあったが、 現実には経済成長の余力はますますやせ細って来ている。 その一方で、資本は新たな投資機会を求めて、 第三世界・低開発国へ続々と投資されてゆく。 これらの国々では、既存のテクノロジーを展開するだけで、 いまだに“高度成長”が可能だからである。 マクロ的に考えてみれば、 先進国の人口は全人類のたった15%、 低開発国(旧共産圏を含む)の人口は85%。先進国マーケットの構造停滞をしり目に、 ●資本は増殖を求めて北から南に大移動を始めたのだ。 ○今後の約100年は、第三世界の開発、近代化ブームが、 世界経済を牽引してゆく最大のエンジンとなるであろう。 これは、資本主義の構造変化そのものなのである。 この“構造変化”こそが、「世界激変を動かしている」最大の主人公であろう。これが本質論である。 そして、このような南北間の共生的発展を推進しようとするグループ、人々、企業もいれば、 このような潮流に反対しようとするグループ、人々、企業もいる。 実はこの2つの大きなトレンドのぶつかり合いこそが、 政治や経済の内部で起きている 矛盾・闘争・抗争・対立の実態なのである。 南北間の共生的発展を推進しようとする企業や個人を 「グローバリスト(Globalist)」と呼び、 この潮流に反対する企業や個人を「ネイティビスト(Nativist)」と呼ぼう。 ごく単純化していうならば、 グローバリスト対ネイティビストの対立が実体論における 「世界激変」の原因であることになる。 以下から http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe600.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.19 09:09:02
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