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牛と鷲と虎と

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2005.03.30
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カテゴリ:着物
 着物や帯には格という概念があるけど、どんなに高くても手がこんでいても、材料が高価でも、質が良くても、格の低いものは低い。

 ただ、格が低いから価値がない、のではない。格が低いもの、つまり、木綿や麻、紬など、普段に使うと言うことは、使用時間や頻度が高い。それこそ着心地優先で、着ていて気持ちのいいものをと。普段着に関しては気持ちの良いことこそが価値があると。

 100万円の着物は買えませんが、そこまでいかなくとも、機械織をたくさん持つなら、手織りを1枚がんばって手に入れた方がいいかなあと。

 例えば、夏大島と称する織物をさわったことがあっても、こんなもんかふーんでした。が、ある時、夏大島には機械織と手織りがあって、、、というのを聞いて、伝統工芸展示会などで(こっそり)確かめたら、目利きではない私でもさわったら全然違う。目から鱗がぼろぼろ、とはこのこと。

 米沢にいった時に、白鷹を織っている家でできたてほかほかを見て、さわって、話を聞いて、これは素敵と感心。ただ、売れ先が決まっている反物を横取りもできないから、断念。
 その後、お店で手織りと機械織(だから縞しかできない)の2つを比べたら、確信。「白鷹は貯金をしてから買うことにしよー」とかたく心に誓った、それくらいに違う。

 久留米も一番お気に入りは手織。と偉そうに言うけど、教えてもらうまでは、別の久留米(機械織)とあまりに違うから、弓浜か何か中国地方の別の木綿かもと勝手に思っていたくらい。その違いは産地の特徴ではなく、「手織りと機械織の違い」と目から鱗がポロ。

 薩摩木綿も機械織を単独で着ていると、それなりにしなやか。でも、知り合いの薩摩絣はもっとしなやか。その人のは手織りで、後で買った私のは量産品の機械織ではないかと。その差は歴然なんやけど、、、白状すれば、よくそういう違いを知らなかった私は、結城などが使い込むと良くなるって話は聞くので、薩摩の違いも年季の差と思ったていた。とほほ。

 今でも自分の薩摩綿は好きやけど、もうちょっとがんばって本物を買えばよかったと後悔しきり、、、目から鱗がまたぼろぼろ。2枚買うお金持ちならえんやけど、1枚だけ、ならやっぱり本物を買うべきやッた。

 麻も上もんの麻襦袢を知るまでは、麻の襦袢は硬くてミシン縫いで、、、と思ってた。でも、ちゃんとした麻のを見せて(魅せて)もらったら、また、目から鱗がぼろ

(いったい何枚の鱗が落ちればいいねんやろ)

 格は低いけど使いやすいのは正絹でもあって、大津絵の柄が気に入って手にとった名古屋帯、なんと、裏に糸が全然出ていない。「何これ?」と聞いたら、縦糸に色糸を使って模様を織り出すから、裏に糸が通らないらしい。とにかく柔らかでしなやかでしめやすい帯。
 使っている糸が違うのか、その製法から違いが出るのか、分からないけど、、、、織の名古屋帯なのでそんなに格は高ないし、しかも、柄が大津絵やさかいに織の名古屋としても格は低い。だからこそ頻度高く使えるから、お気に入り。



 もしかしてそのうち、機械でも手織りに近い力加減(ふぁじー)で作れるようになるかも、機械染めでも微妙なかすれや干対象不連続を生み出せるかも知れないけど、、、今のところ、工業的にはできてへんもんなあ。


 よそ行きはまあともかく、格の低い、格だけ言えば最低ランクの普段着でも(だからこそ)気持良い、使い勝手が良いを優先すると、価値の高いものになる。価値が高いものは値段も高いけど、使う頻度が高いし、もちがいいから(中には何十年も、私自身より古いものすらある)から、結局は高くはないのではないかなと。





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Last updated  2005.03.31 13:57:51
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