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フランスのロワールでワインを作っている新井順子さんから下記のような寄付のお願いのメールが届きました。興味のある方は、ぜひご協力ください(寄付はクレジットカードでも可能です。その場合は寄付後の確認メールが必要になります)。1万円の寄付で、ほぼ同じぐらいの額のディフェクトワインを送っていただけるそうです。ちょっと長いですが、新井さんの趣旨を曲げないように、長文のまま転載します。
※詳細は(有)オドゥール odeurwine@odeur.jp にメールでお問い合わせください。 ******* さて私は自分の力のなさで7500本もの葡萄の苗木を殺してしまいました。それがずっとずっと心の痛手になっております。勿論2年後に又、挑戦して、同じ品種を植えますが、天国に 行ってしまった葡萄は戻りません。彼らの供養になるかどうか判りませんが、何か彼らの為に 出来る事はないかずっとずっと考えており、ある1つのプロジェクトを思いつきました。 私はフランスでワイン作りをしていると共に、私の仲間の同じ生きているワイン、Vin Vivantを日本に輸入・販売する仕事をしております。そのワインはご存知、添加物を可能な限り入れません。本当に可能な限り自然に忠実にワインを作っておりますが、その為沢山の問題が生じます。例えば今、大きな問題になっているのが、立ち上げ当時に私のワイナリーを手伝ってくれたPascalのワインに大問題が起きております。彼の2005年のChardonnayは、とってもとっても美味しいのですが、最後の瓶詰めの段階で二酸化硫黄を入れないが為に、再度微発酵が始まり、コルクが浮き上がって来てしまいました。その為何と、90本ものワインが液漏れ、77本のワインのコルクが膨らみ、その予備軍段になっております。ポテンシャルが高い為、残糖分が多く、待ちに待って瓶詰めしましたが、それでもゆっくりゆっくり瓶の中で判らないスピードで瓶内発酵が起きております。2006年に詰めて、2007年には全く問題が無かったのですが、2年という歳月をかけて、今徐々に現れてきているのです。ワインが生きているからです。でもワインの味には何も影響はありません。むしろこのガスが酸化を天然的に防いでおります。安心して下さい。このコルクが膨らんでいる分は商品として、全くもって問題はありません。でも日本の市場はそうはいきません。ワインの商品としては失格になるので、それを販売する訳にはいかないのです。今でこそきゅうりがまっすぐでなくても、消費者の人は無農薬のものを選ぶ時代が来ましたが、つい最近までまっすぐな綺麗で箱に入れやすい野菜の方を選んでいたのです。 ワインはまだまだその認識はなく、商品として問題がなくてもラベルが汚れていたりすると、もう扱う事は出来ません。それは1本単価が高いし、ラベルをとっておきたい! ワインの飲んだ美味しさと記憶を閉じ込めたい!という消費者の気持ちも判るので、ラベルの自体の価値も理解できます。でも中身は全く問題はないのです。 そういう商材はディフェクト商品として倉庫の中で別にされ試飲会やスタッフの社員消費の対象になります。時々日記の中でディフェクト商品のバーゲンで紹介させて頂いたりしております。でも気をつけて頂きたいのは、こういうワインもひっくるめてワインの価格が付けられるので、結果消費者に跳ね返っているのです。無農薬の商材は皆そうです。それが納得いかない人は添加物の沢山入った食品を口にする事になる訳です。 弊社としても可能な限り、経費を抑えて販売しております。酒屋さんやレストランさんに納品された後、ブッショネも対応しておりますが、その費用は実は経費勘定しておりませんでした。志高い酒屋さん達は、それもひっくるめて生きているワインを扱って下さっているので、返品することなく、それも抱えてワイン販売して下さっております。有難いことに弊社はそういうプロフェッショナルなお客様が多いので助かっておりました。でもこれだけ世の中に認知されてきて、市場が広がり、色んな輸入会社が参入して来ると、ちゃんとシステム化しなくてはならなくなってきたので、それも含めたワインの値段を設定しないといけない時代になってきました。値段を上げたくなければ、販売の時に返品は不可能に徹底するか、丁度会社も過渡期が来ており考えていた時でした。 そんな中、今回のパスカルの問題が起きました。100本以上もこういうワインが起きると経営悪化もそうですが何かその罪のないワインを生かす事が出来ないか?と思うのです。これは一例で沢山こういうワインはあるのです。ちょっとした事で日の目を見れないワインが可哀想だなって思うのです。このワインたちが生かされる方法はないものかと・・・。 そして今回の苗木の問題との関連です。苗木の供養と、このようなディフェクト商品達の扱いと、前にも申し上げましたが、中国の問題、ミャンマーの問題等々。これを少しでも良い方向にいけないものかと!!! そういう時は神様が面白いものでサインを下さるのです。私はあまりテレビをみませんが、先週プロフェッショナルという番組を見ておりましたら、ケニア大統領選挙後に発生した暴動でウガンダに沢山の難民がいらっしゃるのは皆様もご存知の事。そのウガンダのUNHCRのメンバーで高嶋由美子さんという日本人の女性が代表となって、ウガンダの政府と交渉をしている姿を拝見しました。とても感動しました。家もなくなり、人間らしく住む場所が急になくなるなんて考えられませんよね。中国の地震も頭では理解できても、やっぱり経験しないとその痛みはわかりません。 日本赤十字や他のNPO法人も色々調べましたが、私の今の知識のなかでは、一番この「日本UNHCR協会」が一番私の理想に近い団体ではないかと判断しました。なんだかんだいってもお金がないと何も出来ません。奇麗事をいうより、すぐに毛布や水・テントが必要です。ここから先を色んな方に転送下さい。 ****************************** 亡くなった苗木の魂を救う為に、今生きている人間達に役に少しでもなれればとの思いで、寄付金をしたいと思っております。その方法は以下の通りです。 1人 10000円、日本UNHCR協会口座に振り込んで下さい http://www.japanforunhcr.org/ その振込み名を Vini Japon メンバー ○○○子 というように必ず Vini Japonメンバーのだれそれと書いて送金して下さい。その振込み用紙のオリジナルをVini Japon委員会に送って下さい。郵送でお願い致します。 〒140-0013 東京都品川区南大井3-19-2-502 (有)オドウール内 Vini Japon 委員会宛 その振込み用紙が届いたら、ディフェクト商品を含めたワイン3本をお送りさせて頂きます。大体同金額の商品が届くと思います。1万円、困っている人達の役にたち、それと大体同等の心込めて作ったワインが届くという仕組みです。 目標は300名、300万円です。寄付をするなら、これ位どんと! 送ってみたいと思います。1万円は大きなお金です。靴だって買えるし、ちょっとした美味しいものも食べられるし、貯金だって出来る金額です。でもそのお金はこのようにも使えるのです 100円で3名の難民に1日分の食事 300円で難民1人のマラリア治療 500円で水を汲む容器3個 5000円でビニールシート10枚 15000円でテント1張 30000円で毛布100枚 80000円で井戸の掘削 100000円で帰還民1家族の住宅再建費用 寄付はしたくても、どこにちゃんと行くのか心配ですよね。寄付はしたくても、でもって考えた人、したくても迷っていた人。これをチャンスに思い切りましょう。私はお金はありませんが、ワインだけは沢山あります。そのワインは醸造家が一生懸命畑を守ってくれたワインです。そのワインが皆の力を借りて、生かされれば、2年後の苗木もパワーを貰え、亡くなってしまった葡萄の赤ちゃんも供養されると思ったのです。これくらいしか出来ません。そしてVini Japonがちょっとでも有名になって、次のイベントに沢山の人が来て、ワインの楽しさが広まれば、皆が万々歳なのです。 私は決して日本UNHCR協会の回し者ではありません。色々調べて、ここがBESTと思っただけです。それよりももっとちゃんとした団体があれば、どこでも良いのですが、今の段階での私の判断です。 実は私は6月8日が誕生日。たまたまこの日は亡母の七回忌です。色んな思いがあって、これを企画しました。ただの私の我侭と思って下さい。1つのゲームだと思って下さい。私1人では何も出来ないけども、沢山の人が集まれば結構凄い事が出来ちゃうのです。私はワインによって沢山エネルギーを実は貰っているのです。これはエネルギー交換なのです。Vini Japon委員会は決して利益団体ではありません。むしろNPO団体に申請できるかもしれませんよ。 *Non Profit Organization(営利を目的としない団体の総称)法人格の有無を問わず、様々な分野(福祉・教育・文化・街づくり・環境・国際協力など)で社会の多様化したニーズに応じる重要な役割を果たすことが期待されます 本当は営利を追求したいのですが(笑)なんだかNPOに近いかもしれませんね。このVini Japon開催にあたり、3社の負担が実は大変だったのですが、それでも来年行いたいと考えております。だって美味しいワインは人生が豊かになるのですから・・・。このVini Japonで600名も集まったのだから、たった300名同じ気持ちで寄付してくれる人がいると確信しております。でも1万円は大きなお金ですね。しかしこの1万円で大きな満足は得られます。おまけにワインが送られますよ。そうそう振り込み票を送る時に、必ずワインの送り先の住所・氏名を 書いて下さい。それとe‐Mailでの連絡先も必ず。ワインの納品日等、やりとりに経費をかけられないのでメイルでスタッフが行いますので・・。送られたワインは一切返品・交換は出来ません。これはあくまでも日本UNHCR協会に寄付を皆様がすることですのでワインの販売ではありませんのでご了承下さいませ。 ********************************* ここまで転送して下さいね。私にとって300名x3本=900本のワインは結構大変です。でも、これによって私が生かされているのが確認できるのだと思います。是非ご協力お待ちしております。 今回のプロジェクトが誤解のないよう説明できたか不安の 新井順子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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