新入社員のコミュニケーション能力
新入社員の巡回研修が始まりました。ひと通りの職場を体験するため、まず第一陣、ついこの前まで高校生だった初々しい3人の少年達が私の職場にやって来ました。私が研修中の新入社員に接するのは、かれこれ7,8年ぶりのこと。最初、18歳の子となんて何を話したらいいのだろうとドキドキでしたが、会って話してみると、どの子も本当~にカワイイ!!明るい子もカワイイし、シャイな子もこれまた母性本能をくすぐる。性格は3人3様だけど、みんな素直で素朴でとってもまじめ。(もちろん、会社の外では多少違うんだろうけど)少年達がこんなにかわいく見えるなんて、私もトシかな・・・なんて思いつつ、もし自分が子供を持つなら絶対女!と決めてた私もこんな子達なら欲しいかも~と思ったり。しかし、どの子もかわいいとは言うものの、仕事目線で彼らを見た場合は将来性に多少の個人差があることは否めません。たとえば、A君。彼は、オトナと上手にお話が出来る、コミュニケーション能力の高い子でした。仕事の流れを説明すると、色々質問してくるし、自分からも発言してくれるので、ついつい教えるほうも気合が入ります。話かけると沢山おしゃべりしてくれるので話がはずみ、先輩である私達から沢山の知識や情報を得ることが出来ます。それに対してA君以外の2人の子達は、まじめではあるけど口数が少ないから、どうしても会話が途切れがち。何か質問すれば答えてくれるけど、ほとんどが「ハイorイイエ」何か質問は?と聞いても「・・・」これでは、得られる知識がどうしてもA君より少なくなってしまいます。つまり新入社員、特に研修期間に限定して見た場合彼らはA君と比較すると、情報量で損をしてしまう可能性がある、と言わざるを得ません。また、A君はすぐに私達と打解けたので「ここの職場は楽しいッス」と毎日言ってくれました。決してお世辞じゃなく、本当に生き生きとして楽しそうなんです。ちょっとした手作業を一緒に行った時には「この仕事、すごく面白い!」と言ってはしゃいでいました。また作業中は、私が作業しやすいように先まわりしてくれたり、重いほうを持ってくれたりと、とっても気が利きます。あまりのフットワークの良さに、思わず「アルバイトの経験があるの?」と聞いたくらいでした。(実際には部活一筋だったそう)おそらくA君は今までの18年間、持ち前のコミュニケーション能力で他の同世代よりも多くのことを見聞きしたり経験したりすることが出来てたんじゃないでしょうか。今回の研修のように・・・A君の、物事に対する興味や想像力の豊かさ、何ごとも楽しいと感じることが出来る前向きさ、これは人生の宝です。好き、楽しいと思えるものが多いほうが人生は勝ちですからね。私も見習わねばね。モチロン18歳のA君は、計算して行動してるわけじゃないです。でも、彼に備わったこれらの性質は、彼をこれからもどんどん成長させることでしょう。おかげさまでこの一週間、新入社員から多くを学ばせてもらいました。初々しいエキス(?)も沢山享受させてもらいました。特にA君には、想像力の乏しい若者が多い昨今、「まだまだ日本も捨てたモンじゃない」と私に思わせてくれました。あ、もちろん、「男の子」として見た場合は、3人とも、本当~にカワユカッタですよ。今月後半、あと2名の男の子がやってくるので楽しみです♪