硬貨の効果 その1
北京にいた時はあまり目にすることのない、使ったことのない、また使うと嫌な顔をされる硬貨なのだが、上海に来てから数日で財布がコインだらけになってしまった。おそらくこれは地下鉄の影響ではないだろうか? 上海はとても地下鉄が整備されていて、これからもどんどん便利になるようだが(現在でもざっと8号線まである)、改札で硬貨のみの切符販売機が意外と多い。また紙幣使用可能の切符販売機は結構故障していて、硬貨を持っていないと不便な目に遭遇してしまう。その為かタクシーに乗っても、買い物をしても硬貨を受け取る機会がとても多い。 北京にいた時の習慣で硬貨を使うのを躊躇っていると、財布が小銭で膨らんで変形してしまいます。 こんなカードが出てくる。 駅の販売機で切符を買うとカードが出てきたのでびっくりした。案の定、カードの磁気がバカになっていることが度々あり窓口で交換してもらうという面倒なこともしばしば。 ある日、なんとなくぼんやりしていて目的地駅の自動改札でカードを差し込むのを忘れた事があった。通り抜けたあと手の中にあるカードをボンヤリしながら眺めているときに、ハッとして駅の窓口に返却した。 駅員は別に驚くでもなく無表情で受け取ったけどね。