【戦評】 2010年7月6日(火) 〇楽天イーグルス0-6千葉ロッテマリーンズ ラズナーのストライク率、球種別割合、配球図ほかデータ満載!
ようやく、ラズナーの好投が報われました。外国人(ルイーズ先制&勝利点2ラン)が外国人を助けるかたちとなりました。〇楽天イーグルス6-0千葉ロッテマリーンズ7回、打者25人、球数114、被安打4、被本塁打0、奪三振9、与四死球0、失点0、自責点0。文句無しの内容でした。得点圏に走者を背負ったのは1回1アウト2塁 井口(見逃し三振)1回2アウト2塁 金泰均(遊ゴ)の2打席のみ、3塁を踏ませないナイスピッチングでした。今日のラズナーは制球が安定していたと思います。球威のあった直球のストライク率は66.1%で、この球が軸になりました。それに、カットボールとチェンジアップを半々ずつ投げ分けていたという内容です。特に、再三このブログで指摘している「チェンジアップの出来が、ピッチング全体の出来不出来を決定づけている」という点は今日もそのとおりで、今日じつに27球のチェンジアップを投げ、うち20球が低めに制球されており、これがマリーンズ打線にかなり有効でした。(下記の奪空振り履歴を見ていただければ判ると思います)奪三振の結果球種は、直球3、カットボール2、チェンジアップ4となっています。2勝目の最大だったかもしれない難関は初回にあったような気がします。先頭打者の西岡に内野安打で出塁を許し、続く岡田にバントされるも、嶋の好判断で二塁封殺にしたプレーが大きかったと思います。その後、ニ盗を許してしまい、結局得点圏に走者を背負うかたちとなりましたが、それでも、あのプレーがあったのとないのでは、大きく違っていたのでは?と思わせるものでした。今日のスタメンは、1 中村真(右)、2 鉄平(中)、3 中村紀(一)、4 ルイーズ(一)、5 草野(ニ)、6 山崎武(指)、7 リンデン(左)、8 嶋(捕)、9 渡辺直(遊)打線の組み替えも上手く成功しましたね。3番中村紀が4打数2安打1打点、4番ルイーズが3打数2安打2打点の活躍!でも、これ、明日もこの打順で行くのでしょうか? なんだか急場しのぎの打順のような気もします。ルイーズが驚異の長打力をコンスタントに発揮してくれたら、これもアリかな?と思います。2番鉄平は違和感があったりしますが、ブラウン監督の中では2番嶋と同じような位置づけなのでしょう。MLBでは2番に最強打者を置くパターンもしばしば見ることができますし。1番が流動的ですよね。明日のスタメンに注目したいですね。■ラズナーのチェンジアップ配球図■ラズナーのストライク率、球種別割合、配球図〔ストライク率〕全体52.6%、直球66.1%、変化球39.7%〔球種別割合〕St56(49.1%)、Cut27(23.7%)、Ch27(23.7%)、Cur4(3.5%)〔配球〕■【再掲】楽天・ラズナーの登板日別投球成績(黄色の網掛けQS、薄い黄色はギリギリ合格の内容)6/7の試合の数値が間違っています。正しくは6回2/3、被安打6、被本塁打0、奪三振8、与四球2、失点0、自責点0。補足で、6/23、6/30の球種別割合を掲載します6/23西武戦:St40(47.1%)、Cut16(18.8%)、Ch19(22.4%)、Cur10(11.8%)6/30オリックス戦:St44(37.9%)、Cut42(36.2%)、Ch20(17.2%)、Cur10(8.6%)■楽天投手陣の奪空振り履歴ラズナー1回井口3球目・・・チェンジアップ 212回サブロー2球目・・・カットボール 222回福浦2球目・・・チェンジアップ 232回里崎6球目・・・カットボール(空振り三振) 174回金泰均5球目・・・チェンジアップ(空振り三振) 235回福浦4球目・・・ストレート 95回今江2球目・・・チェンジアップ 225回今江4球目・・・チェンジアップ(空振り三振) 215回西岡7球目・・・チェンジアップ(空振り三振) 236回井口4球目・・・ストレート 86回井口6球目・・・チェンジアップ(空振り三振) 237回サブロー7球目・・・カットボール(空振り三振) 7青山8回根元3球目・・・ストレート 198回根元5球目・・・フォーク(空振り三振) 158回竹原2球目・・・スライダー 228回竹原4球目・・・スライダー(空振り三振) 218回井口6球目・・・スライダー(空振り三振) 2小山9回金泰均2球目・・・シンカー 229回金泰均4球目・・・シンカー(空振り三振) 249回大松5球目・・・ストレート(空振り三振) 4■両チームのカウント推移と打席結果赤紫の網掛け=空振り、黄緑の網掛け=ファウルストレート・・・St、カーブ・・・Cur、スライダー・・・Sl、カットボール・・・Cut、シュート・・・Sh、フォーク・・・Fo、シンカー・・・Sin、チェンジアップ・・・Ch、パーム・・・Pa、ナックル・・・Kn、ストライク-ボールの順です。カウントの太文字はストレート、太文字ではないのは変化球です。文中に出てくる番号は配給図のゾーンを示しています。配給図のマス目に番号を割り当てていきます。向かって一番左上(左打者の内角高めボールゾーン)から右に、折り返して左→右と1,2,3と番号をふると、1、2、3、4、56、7、8、9、1011、12、13、14、1516、17、18、19、2021、22、23、24、25となります。そのうちストライクゾーンが7、8、9、12、13、14、17、18、19にあたります。--------------------------------------------------■本家ブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。----------------------------------------------------■こちらのブログの過去記事はこちらをクリックして下さい。----------------------------------------------------現在ブログ村のランキングに参加中!毎回推して下さるみなさま、ありがとうございます。このポチッが更新の最大の励みになります。なにとぞ、よろしくお願いします。(^○^)/にほんブログ村