柔らかな冬の雨
朝のひとコマ。氷点下の朝が続いていたこの田舎町も、夜半からの雨で暖かな朝を迎えました。こちらは最終組として朝の散歩への出発を待つナツ、結、そしてハル。ここのところの寒さですっかり萎れていた菜の花も再び頭をもたげ始めた姿が散歩コースの路傍では目に留まります。寄る年波ですっかりのんびりペースを歩を進めるナツを余所に、この日もトイレ休憩を早々に済ませると、肩を並べてグングンコースを進む姿を見せていた結ハルコンビ。その背中から楽し気な雰囲気が漂うふたりの様子を眺めながら、女子トークに花が咲いているんだろうな・・・、そんな楽しい想像をこちらもまた巡らせてしまいます。こちらはお昼のひとコマ。所用先から戻ると、庭番を務めながらも、思い思いに日中のひとときを過ごす面々の姿がありました。こちらはナツ爺からボールを横取りしたハルにお灸を据えるナナの様子。(笑)今日もちび子はずいぶんこっぴどくナナに叱られているみたいですね。(笑)こちらはそんなナナのお陰で再びボールを手にすることが叶い、ご満悦気なナツ。私が目の前にやって来ると胸の下へとボールを隠す様な素振りを見せつつも「オヤジ、俺のボール、取れるもんなら取ってみな♪」とでも言わんばかりに挑発的な視線をこちらに遣す始末です。(笑)頬を撫でる様な柔らかな冬の雨の中、そんなナツのリクエストに応え、この日もしばし取り合いっこゲームに付き合ってみることとしました。こちらはそんなナツと私のやり取りの様子をデッキから眺めるハル。半ば呆れ顔を覗かせながらこちらへ視線を注ぐちび子を眺めていると、「オジイとナツ爺ちゃん、またバカなことやってるわね・・・」あるいは「ふたりの隙を突いてボールを取っちゃおうかしら?」そんな心の声がこちらにも届きそうな気がしてしまいます。(笑)