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テーマ:最近観た映画。(40087)
カテゴリ:最近見た映画
■「岳」を観た
「悪人」以来かなぁ、映画を映画館で見るのは。「悪人」は原作のテーマや佐賀・長崎という地方の雰囲気をよく生かした佳作だった。おりしも東日本大震災で「命」の尊さについて話題となっているこの時期に、果たして映画「岳」の出来はどうか。 数年前、日帰りのショートツーリングと登山(というか山歩き)を始めた。その頃から、山をテーマにして話題になっていたコミック「岳」を買い始めた。物語の舞台は北アルプス。山岳遭難救助ボランティアの「島崎三歩」を主人公にした、自然と人命の尊さをテーマにした物語である。 コミックは一巻あたり9話のエピソードで出来ている。そのために映画の出来は脚本の出来栄えにかかっていると思っていた。映画では、主人公の岳と新人救助隊員椎名久美が中心となってストーリーが展開する。椎名久美はコミック版の第一巻から登場している。岳を演じる小栗旬も椎名久美役の長澤まさみも、原作のイメージをよく表現できていた。 ただ、自分としては「直太」をもっと登場させてほしかった。横井直太少年は第3巻で登場する。父子家庭だった直太は小3の時に父を山の遭難で亡くす。それ以来、三歩は何かにつけて直太を励ます。13巻では直太の中学校入学が描かれている。 成長する直太を軸にしていけば続編も出来そう。自分としては第2作を期待している。 映画館のロビーには自分が頑張りたいことを書くコーナーがあり、公開3日目というのに多くのシールが貼られていた。この映画で「命」の大切さを感じた人も多かったと思う。 (この日もデジカメを忘れていて、ケータイカメラでスナップ) 先週5月6日、隣県のアウトドアショップに行ったら多くの中高年でにぎわっていた(1割引きセール初日ということもあったろう)。最近は中高年の山での遭難のニュースをよく聞く。映画のセリフに(原作にもあるが)「山で捨ててはいけないものは何か? それはゴミと命」という言葉がある。この言葉を肝に銘じて、山と自然を楽しんでほしいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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