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カテゴリ:バイクツーリング
見渡す限り一面の海 太平洋フェリー「きそ」は全長199.9m、全幅27m、総トン数15,795t 、最大速度は26.73ノット。日本列島の太平洋岸の10~20km沖合を南下しているので、右舷側には時々陸地が見える。しかし、左舷側は一面の海。まぶしい日射しを受けて太平洋が広がっている。 「金華山沖を通過」 この船には、自衛隊第6師団の約100名ほどが同乗していた。全員迷彩服姿で一般観光客の中にいる隊員たちの姿には、何か違和感を感じた。しかし、ターミナルでもフェリーでも自由行動のようだったが、大声で話すこともなく不思議な規律のようなものを感じた。 この部隊は大型トラックなどの機動部隊のようで、バイク隊員が2名いた。バイクはカワサキのオフローダーKLXである。彼らは仙台で下船したので、東日本大震災の復興支援活動への出動だったのかもしれない。 「自衛隊機動部隊のバイク~写真左) 午前10時、仙台港に着岸する。車や人の乗降が行われたあと、午後12時50分に仙台を出港した。苫小牧から名古屋までの乗船客の一時下船はできなかった。船内放送によれば、東日本大震災のあとの余震が心配され、津波が発生した場合すぐに出港する必要があるというのがその理由のようである。 14時頃に大浴場に行くと、混雑していた昨夜と違って誰もいなかった。仙台で自衛隊や修学旅行の生徒など多くが下船したようだ。太平洋を見ながらのんびり昼風呂を楽しむ。 午後6時過ぎ、沈みゆく夕陽を見ながらレストランで夕食をとる。 「沈みゆく夕陽を見ながらディナータイム」 その後、揚琴とピアノの演奏会を聞きに行った。初めて間近に聴く揚琴の音色は旅に疲れた体にほどよいマッサージ効果があった。客席数150ほどのホールに、聴衆は20数名というアットホームな演奏会になった。多くの人はロンドンオリンピックのテレビ放送を見ていたようだ。 明朝(8月1日)の午前10時30分に名古屋港に着岸する予定である。苫小牧から名古屋までは2泊40時間だから、昨年の船旅で言えば、アムステルダム(オランダ)からコペンハーゲン(デンマーク)までの距離と同じである。 「狭い日本」というが、日本の海岸線はなかなか長い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/08/02 11:07:25 AM
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