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カテゴリ:バイクツーリング
折角のシーサイドランも夕闇の中 朝ホテルの窓から外をながめたら、今日は曇り空である。やっと厳しい残暑から逃れられると思うとほっとした。9時にホテルを出発する。ところが、最初の目的地である伊勢神宮外宮に向かう数Kmのあいだに雨がぱらつきはじめ、やがて激しい大粒の雨になった。 たまらず、鉄道のガード下で雨宿りする。その間にレインウェアを出して着る。30分ほどして小降りになったので走り出し伊勢神宮外宮の駐車場にバイクを停める。 小中学生の修学旅行や団体旅行の人たちで大賑わいである。来年は、20年ごとに実施される式年遷宮が行われる。これは持統天皇から始まっていて来年が62回目だそうだ。 外宮を出て内宮に向かう途中で、また急に雨が激しくなった。たまらず、ドライブインの軒下に入り込む。コーヒーを頼んで小降りになるのを待つ。30分ほどしたらやや小降りになったので内宮の駐車場に向かう。 内宮も大勢の観光客で賑わっていた。参道には樹齢数百年と思われるケヤキの大木が多い。江戸時代、何年かに一度「お陰参り」といって大勢の農民がお伊勢参りをした。当時の農民たちにとって、「おかげ参り」は村を出て堂々と旅ができる貴重な機会であった。 「うっそうとした境内」 広い境内や大木を見ていると、全国各地から集まった農民たちのにぎやかなお国なまりが聞こえてくるような気がした。今は、中国語や韓国語が飛び交う時代である。しかし、昨今の竹島、尖閣諸島をめぐる問題のせいか、両国の団体客はほとんど見かけなかった。 雨宿りを強いられたせいもあって、伊勢市を出発したのは14時になろうという時刻だった。ここからは国道42号線を走ったが、尾鷲市までは険しい山道の連続だった。 「雨上がりの尾鷲港」 午後6時、新宮市付近で日が暮れた。この辺りから美しい砂浜が続くが、夕闇の中で定かには見えない。まあ、雨があがっただけでも幸いだと思うしかない。 42号線をただひたすらに走って、海の見えるホテルに着いたのは20時少し前だった。 本日の走行217.2Km。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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