Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

右舷側に陸地

　毎日、朝昼晩と「3食上げ膳据え膳」はいいが、このところ少し食べ過ぎの傾向がある。そこで今日は9階のデッキで軽めの昼食にした。

「9階で昼食」

(今日は「ナポリタン」か「ぶっかけうどん」のどちらかを選ぶことができた)

　昼食後に右舷側を見たら、いつの間にか大きな陸地が広がって見えている。いよいよアフリカ大陸の南端を回っているようだ。今から500年ほど前、アラビア商人やボルトガルやスペインの探検家たちが冒険した未知の海を、我々のオーシャンドリーム号は悠然と進んでいる。

「右端(東)に都市が見える」

(どうやらインド洋への出口「ポートエリザベス」のようだ)

「白い砂丘も見える」

(マダガスカルでも見た白い砂丘が広がっている)

　午後はゆったりと海を眺めて過ごしていたが、イルカにも鯨にも出会わなかった。わずかにサメが2匹船腹に近づいてはすぐに去って行った。

「鳥たちが増えた」

(陸地が近づいているので鳥の姿もよく見るようになってきた)

　ずっと海を見て航海していると、久しぶりに見えてくる陸地が懐かしく思える。海図もコンパスもなく、ただ星だけを頼りに航海していた帆船時代の船乗りたちの気持ちが分かる。

「今日の夕陽」

(最後まで期待を抱かせたが、クライマックスはこのあたりだった)

　明日早朝には、南アフリカ共和国のケープタウンに入港する予定である。喜望峰は自分にとってこの旅のひとつのハイライトである。明日はその地に立つことができる

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