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テーマ:今日の出来事(292654)
カテゴリ:最近の出来事
活気ある最終日 今年も最終日の5月5日、有田陶器市に出かけました。車は渋滞するので、武雄市内のショッピングセンターで待ち合わせて友人2人と共にバイクで行きました。 先月10日、新車の納車日に親戚の退職祝いの品を買いに有田町に来ました。今日は、その時の閑散さとはうって変わって活気のある陶器市通りに変身していました。今年は、陶祖李参平が有田で陶石を発見し有田焼をつくり初めてから400周年になる記念の年です。 「400周年の陶器市」 陶器市の基本スタイルは運動靴とリュックスタイルという動きやすいスタイルです。市の通りは日よけもなく暑いので帽子と飲料水も必須です。 「見るだけでも楽しい」 有田と言えば、酒井田柿右衛門、今泉今右衛門といった人間国宝に指定された十何代も続く古い窯元もあります。しかし、それ以外にも日展に入選するなど独自の境地で作品を作り続けている作家もいます。 今日は今泉今右衛門作品展示場前でご本人を見かけました。大切な方を出迎えておられたのでしょうか。面識も話したこともない自分は軽く会釈して通り過ぎただけです。 「今右衛門窯付近」 有田焼の陶祖李参平の墓にお参りすることが今日の1つの目的でした。李参平は現在の韓国忠清南道公州市反浦面出身だったと言われます。1598年の日本による朝鮮出兵のおり、佐賀藩主鍋島直茂によって佐賀に連れてこられ陶磁器製作を命じられました。 李参平は1616年、有田東部の泉山で白磁石を発見して磁器の製作をはじめました。その後は分業体制による有田焼の産業化に力を尽くし、金ヶ江三平衛という日本名を与えられました。 寺の過去帳から金ヶ江三兵衛の没年がわかりました。その墓の存在は長く不明でしたが、1959年に創業地の天狗谷窯(白川)付近で上半分が欠けた状態で発見されたのです。現在は共同墓地に移され、「李参平の墓」として有田町指定史跡となっています。場所は陶器市通りのほぼ中央部分にある「札の辻」から西北に400mほどゆるやかな坂を登った所です。 「李参平の墓」 有田焼の発展に尽くした李参平を初めとする朝鮮人陶工の働きは大きいものがありました。今年の400周年記念陶器市はその偉業をたたえる意味でより意義深い陶器市だったです。 「今年は1点買い」 4月29日から5月5日までの陶器市期間には毎年100万人を超える人が訪れると言われます。今年は400周年ということもあり主催者の有田商工会議所は130万人という目標を設定していました。 しかし、熊本地震の影響もあって客足が伸びず119万人に留まった(主催者発表)そうです。今年のGWは熊本地震の影響で九州各地の観光地では軒並みに観光客が減少しています。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/05/18 06:06:36 PM
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