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テーマ:国際交流について(18)
カテゴリ:武寧王をめぐる日韓交流
市内の一等地にある九州総領事館
天神付近にあった総領事館を30年ほど前に現在の百道浜に移転したという。当時は埋め立てや造成が行われていたう。今はソフトバンクホークスの本拠地ペイペイドームや高層マンションが立ち並ぶ市内の高級住宅地となっている。 今回、我々日韓交流の市民団体がとてもお世話になった金(キム)領事が、定年退職で帰国するのでお礼を兼ねて訪問した。予定時刻の11時に着くと厳重な門が自動で開いた。ペイペイドームに来る際にはこの総領事館を左に見て走っていた。 内部はとても広くて二つの区画に分かれていた。手前の区画は領事館のオフィスのようだ。30mほどの前庭を横切って2つ目の門をくぐるとそこは迎賓館になっていて、既に我々5名のための料理が用意されているところだった。 「朴(パク)総領事へ佐賀牛の贈り物」 (既に食事は進んでいて、テーブルの上にはチゲ鍋が乗っている) 朴氏はこれまでに東京、神戸での勤務経歴があり、ご夫妻の日本語はとても流暢だった。自分は10年ほど前に「まつろ百済武寧王国際交流ネットワーク」の一員となり、韓国へ5回ほど訪問し、同じ回数ほど韓国の交流団体の方をお迎えした。それなのに韓国側の皆さんの日本語に頼り切って韓国語の勉強を怠ってきた。 「迎賓館を出る」 (庭には広い芝生があって植木の刈込みなどとても立派に整備されていた) 2時間の食事中には、「今年こそ互いに訪問しあって交流できたらいいですね」という言葉が交わされた。コロナ禍で3年ほど互いに訪問しあっての交流が中断しているのだ。 来年2023年は、唐津市加唐島のオビヤ浦で生誕した斯麻王(武寧王)の、没後1500年の記念の年だ。そのために、我々「まつろ百済武寧王国際交流ネットワーク」では、昨年・今年と例年よりも規模を広げて講演会などのイベントを行ってきた。 「古い「武寧王生誕の碑」の前で」 (今は領事館の手で石造の生誕地の碑がオビヤ浦に設置されている) 領事館を入ったらすぐ目に入る一等地に設置してある。オビヤ浦の言い伝えを守って大事にしてきた加唐島の人たちや我々の団体への敬意が込められている。政府間の軋轢はあっても、武寧王の縁をもとに20年間ほど築いてきた民間の絆は、固い信頼と相互敬愛に支えられている。これからの友好親善の深まりを願って帰途についた。 ↓ランキングに参加しています。下をクリックして応援して下さい。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/12/12 01:27:33 PM
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