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テーマ:航空機事故に思う(2)
カテゴリ:最近のニュース
「人災」を防ぐために
広辞苑によれば「天災」とは「暴風・地震・落雷・洪水など、自然界の変化によって起こる災害」とある。次に「人災」とは何かと言えば「人間の不注意などが原因で起こる災害」と書いてある。 「人災」とは「人間の不注意・・・」とあるが、リスク管理の面で現在は機械化やIT化が急速に進んでいる。したがって、機器の管理のミスや機器の情報を見逃す(聞き逃す)ことも「人災」と言わざるを得ないだろう。 「調査と捜査」 (調査とは事故を防ぐため、捜査は事故の責任を問うため」 ※(佐賀新聞2月2日) 素人考えでは、滑走路に侵入してきている航空機がある場合に、他の航空機がその滑走路に入れる状態になっていることが問題ではないかと思う。つまり、このことは鉄道の踏切を考えると分かる。列車が一定の距離に近づいた場合には遮断機が下りて、車両や人は踏切に進入できないようになっている。 踏切のような装置が、滑走路と進入路の間には無い。踏切と同じような考えで、乗降客の多い地下鉄のホームにゲートが設けられるようになった。目的は、視覚障碍者や泥酔者が、ホームに転落する危険を防ぐためだ。 パイロットは難しい国家試験をバスした健康で優秀な人材ではあろう。しかし、今回の羽田空港での事故の場合は、海上保安庁の航空機が、管制塔からの情報を誤って受け止めた可能性が強いように思う。 最近は自動車にも緊急時の自動ブレーキ装置がついている。航空機あるいは飛行場においても、誤って侵入することを防ぐための設備を設置することは出来るはずだと思うが、どうだろうか。 話題は変わるが、今回の事故では日航機の乗客乗員379人が約18分間で全員無事に脱出できた。客室乗務員の冷静な判断と誘導がこの「奇跡」を生んだといわれる。しかし、航空関係者は、日々訓練しているから奇跡ではないという。 「厳しい訓練が命を救った」 (混乱はあっても、乗客の冷静で秩序ある行動も功を奏しただろう) ※(佐賀新聞2月2日) 毎回のフライトで離着陸時の30秒間、客室乗務員は万一に備えて、事故時の手順を胸の中で復唱しているという。そんなことはつゆ知らず、救命胴衣の付け方や酸素マスクについて説明している姿もただぼんやり眺めていた。 ↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/02/11 01:36:29 PM
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