|
テーマ:船旅(11)
カテゴリ:アーカイブスシリーズ
パナマ運河を通って
2011年10月、13年前の地球一周の船旅の最終盤、我らの船は、一日かけてパナマ運河を航行してカリブ海から太平洋に出た。 「ミラ・フローレス閘門」 (通過できる船の最大サイズを「パナマックス」といった) パナマックスは、2011年当時、全長294.1m、船幅は32.3mに制限されていた。通過するときに見ていると、船腹と壁面が接触しそうに見えた。しかし、その後2016年に運河は拡張され、パナマックスも拡大された。 新パナマックスは、全長が366m(+72m)、全幅は49m(+17m)と大きく拡大された。現在、パナマ運河を通過する船の過半数が新パナマックスサイズの船となった。これによる海運の活性化は世界経済にも大きく貢献しているだろう。 パナマ運河を通過した翌日(10/2)、運河の一部のガツゥン湖や通過してきたガツゥン閘門を訪れるバスツアーに参加した。ガツゥン閘門には通過する船を見学できるデッキがあり、次々に通過する船舶を見た。 「閘門を通過する船を見る」 (世界経済における海運の重要性を改めて知った) ツアーが終わって一旦船に戻ったが、帰船リミットの17時までまだ時間があった。そこで、数名のグループでゲート前に待機していた白タクに乗って、世界遺産でもある旧パナマ市街地に向かった。 パナマシティはパナマ共和国の首都で、パナマ運河の太平洋側の入り口である。中米有数の世界都市かつ金融センターで世界各国の銀行が進出しているという。港から車で15分の旧市街地は世界文化遺産地区として多くの観光客を集めている。 ガイドもいない臨時のグループ行動の上に時間も無かったので大聖堂を見た程度だった。実は歴史地区はかなり広い範囲にまたがっているということは後で知った。 「パナマ旧市街地」 (旧市街地は観光地でもあるが、貧しい人々の住む場所でもあった) 白タクの運転手から「狭い路地は危険」と言われていたので、人通りが多くて露天が出ている広場を中心に散策した。対岸に高層ビルが立ち並ぶ新市街地が見えた。そこが中米有数の世界都市かつ金融センター地域だったのだろう。 帰りの白タクが約束の時間より遅れたが、何とか帰船リミット5分前に乗船することができた。今から13年前の思い出である。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックしてください。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/10/20 02:40:21 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アーカイブスシリーズ] カテゴリの最新記事
|