【楽天ブックスならいつでも送料無料】雪の鉄樹 [ 遠田潤子 ]
128冊目
園田さんの作品はどれもこれも、つらくてもどかしくて悲しいのだけど・・・
今回の「雪の鉄樹」のもどかしさとつらさと言ったら、
何にたとえればいいのかわからないくらいで。
たぶん、親に疎まれたことのない人には理解できない世界かもしれないです。
人間の業の深さと押しつぶされていく人間と、
押しつぶされずに受け入れる人間と。
人間として生まれてくることの哀しみをぎゅっぅと濃縮したようなお話なので
読んでねって気軽に薦めるのをためらうかもしれないな・・・