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カテゴリ:culture
町民大学で民謡や三味線演奏が催された。これまで出たことがない町民大学。芸能のプロの出演という企画に乗って参加してきました。上の写真は、その一幕を写し撮ったものです。場所は大空町議事堂ホール。参加者は100名ほどお出ででしたでしょうか。
講師の山中信人さん(津軽三味線演奏家)と柿崎竹美さん(秋田民謡歌手)は、共に、洗足学園音楽大学の講師を務められているプロの音楽家です。特に、山中さんはかつて伊藤多喜雄&タキオバンドのメンバーとして本町に滞在し曲づくりに関わった縁の深い方です。 講演として印象的だった内容は、いずれの方も、中学を卒業すると同時に青森や秋田の著明な師匠のもとへ内弟子として入り、5年ないしは6年の間で修行に励みプロとして自立されたと云う経緯でしょうか。 山中さんの話の中に、師匠からは何も教わっていないと云う意外な台詞がありました。上級者の演奏を録音し、目と耳で見分け聞き分け、独習して修得すると云うやり方がそこでの常なのだそうです。何か分かりますね。 一芸を為すには、個性の発揚が重要だと云うことでしょう。他人の真似は通用しない世界なのです。学問の世界にも通じますね。ヒトの生きざまも同様だと思います。早くから本物の世界に触れ、自己研鑽で道を拓き、第一線の高みに到達すると云う指向性が必要だと云うことでしょう。 講義時間90分の間では、歌唱と演奏に引きつけられ圧倒されましたが、それらはいずれも両講師の現在の芸能レベルの到達点を紹介するもの。歌唱も伴奏も相互に真剣勝負そのものの厳しさを醸し出されておりました。 日常のあらゆる領域にプロの世界が広がっております。その一つを極めることがヒトの生きざまとなるのでしょう。そこに通じる学びの道を暗黙裏に示していた講演でした。よかったですね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2017 07:24:33 PM
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