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Shimojimのブログ

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January 14, 2020
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カテゴリ:culture
肩のこらない笑える映画を見に行きたいとの声で選んだのが「男はつらいよ50 お帰り寅さん」だった…。
おなじみ渥美清がまじめに笑わせてくれますので、この映画を見たのは正解だったのです。予告編のアメリカ映画007のあの殺伐とした戦闘シーンに比べると、ことさらにそうですね。

ところで、この映画の開演が10時半でしたが、ほぼ50名ほどの観客が入場していました。おおよそが当方と同じ高齢世代と云うことで、どなたも同じ思いだったのではないでしょうか…。

舞台はご存じの”葛飾柴又”。帝釈天の門前町の一角です。典型的な下町と言っていいでしょうか。”ふうてんの寅”の巻き起こす小さな騒動が映し出されますが、その画面を貫くトーンは”情”だと思います。

これは道東のこのあたりの街では、ついぞお目にかかれない隣人関係じゃないでしょうか? 云ってみれば、江戸文化のなごりを伝えている街の”情”なのです。あんな”はちゃめちゃ”な”お兄ちゃん”をリスペクトできるなんて、凄いというか驚きでしょう。

これもまた確かな”ニッポン文化”です。地方社会とは別の…。もちろん、グローバル資本主義や国家資本主義の強制し刻印された”情”とは、まったく異質ですね。何せ”成長”がないのですから…。ここにこそ注目したい社会のありようなのです…。

ギラギラして肥え太った”資本家”や”経営者”や”高級官僚”や”政治屋”は、それを破壊したがっていますね。カネで計った”成長”の足かせだと云わんばかりに…。冗談いってはいけません。いまこそ守るべき”魂”がここにあるのです。

もちろん、それは自然との共生に通じる貴重な特性なのですから…。





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Last updated  January 14, 2020 06:45:41 AM
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