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カテゴリ:つれづれなる思い
昨年、吹禅というものがあることを知りました。尺八で禅の境地に入ること。
詳しく知ることもないまま、今に至っています。 虚鐸について知ったのは、2015年に母親からもらった西村虚空のCDです。 師匠と私の初居合演武のための音楽にと購入してくれました。 虚鐸は虚無僧の西村虚空が自ら尺八の管を長くして製作した楽器と言われています。 ご縁あって長野に行った際、尺八が演奏したいという私の心の声が聞こえたのか、帰り際手土産に尺八をもたせてくたさいました。 「時間をかけてゆっくり選んでください。」という言葉に甘え、二日ほど数本の尺八を吹いてみて、いろいろあるなかで最も音が出にくかったけど、凛とした感じに魅せられ、渋い色合いの長い尺八を選びました。 山にいると、尺八がたいへんしっくりくる気がします。同じ空間にいるだけで、なぜか演奏した気になる…。 ここでの滞在のお気に入り食。酵素玄米と蒸ヨモギとシラス合え。 残っていた原木シイタケの天婦羅一枚、分けていただく。 この敷地は野草の宝庫。すぐ足元に食材が見える。自給自足で作られた食料をいただく幸せ。 ここで初めて虚鐸に触れたことは、忘れることはできません。この地で自然のエネルギーが注入された虚鐸を連れて帰ったことが何よりも嬉しいのです。 家に持ち帰って、じっくり見ていると裏に「虚彗」と彫られていました。 西村虚空氏のお弟子の方らしい…。 あれから数ヶ月…。 一向に進歩していない…。にゃ 治療の合間に練習していても、猫も相手にしてくれない始末…。夏バテ気味のグレイ爺様。 居合稽古をしていた師匠から、「上手になったら、尺八と居合のコラボしましょう。頑張って。」と言われましたが、私の残念な尺八の音色を憐れむような、何とも言えない眼差し…。 えーん、とりあえず、美しい音が出るように頑張るもん~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020年08月24日 20時01分07秒
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