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カテゴリ:つれづれなる思い
友人のお誘いを受け、坪生の竹林まで竹を切りに行きました。
初の竹伐り体験です。 獣臭の漂う山を歩きながら、好みの竹を選びます。 足場の不安定なところで、竹を切ることも難しさを改めて知りました。 映画のワンシーンで、竹をスパっと斬るシーンがありますが、これほどしなやか且つ強靭な生の竹が本当に切れるのか? チェーンソーで伐るほど硬いのです。 竹用のこぎりを購入し、ごりごりごりごり、ごりごりごり、ごりごりごり…。 つい先日、チャン・イーモウ(張藝謀)監督の「LOVERS」という映画のDVDを見ましたら、竹林で戦うシーンがありました。 刀で竹がスパスパ切れていくのを見ると、のこぎりでごりごりしていた自分がかなしくなります。(しかし、この映画…なんだかなぁ…) 直心影流十七代目宗家秋吉博光先生が2015年4月、福山市の中川美術館(日本で一番小さい美術館だとか?中国現代アート、中国の美術品約1000点所蔵)にて演武を行った動画を見つけました。 なぜか後ろが天安門…。 竹の繊維がスパッと切れる潔さ。 身体がまったくぶれていないのです。刀はうでの一部と化していました。刀に乗っているとはこういうことか。 今の私では、真剣で竹を伐る勇気もありません。「気合だ、気合いだ、気合いだ~」と大声で叫ぶくらいの勇気です。 真剣の刃が欠けることを恐れている自分は、まだまだ負けている…。 鹿島神流・第十八代宗家國井善弥師範。この体捌きを見ると、武器としての刀を使いこなすとは、そういう身体でないとダメだというのがよくわかります。 とりあえず、切り口がハート型のをおちょこにしようっと。 たいして肉体労働もしていないにもかかわらず、新鮮なお野菜もお土産にいただきました。 さっそくホームセンターに行き、のこぎりとやすりを購入し、持って帰った竹の加工を考えています。 道具を使いこなすって、本当に大変なことですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年03月25日 08時37分33秒
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