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カテゴリ:つれづれなる思い
和歌山の新緑の山々。ぽかぽかとした山中での稽古は、陽のエネルギーをたくさん浴びることができました。朝晩はまだ冷え込むため、道服の下に何枚か重ね着をしなければなりませんが、朝6時過ぎて、太陽が昇り始めると、すぐに暖かくなってきます。
籠り稽古の良いところは、起きたらすぐに稽古を始められるということ。 スケジュール表をチェックしたり、買い物に行ったり、移動する度に、着替えたりする必要がないので、稽古に集中ができます。 食事を摂る。 洗濯をする。 練功。 お風呂に入る。 寝る。 こんな感じ。 もちろんマスクは着用する必要はありません。 余談ですが、マスクと言えば、 以前北京のPM2.5数値が500を超えていた日に、師爺が重慶から北京に来てくださいました。 光化学スモッグの苦しみは私は北京で嫌と言うほど味わっています。 一旦吸い込んだものなら、数日は不快な症状が続きます。喉の炎症は勿論のこと。 そのため、対策に関してはかなり研究をし、マスクに関しても調べ尽くしたつもりです。 ウイルスには、布マスクは全く意味はありませんし、少しでも隙間があれば吸い込みます。 ですから、現在のエチケットのマスクは予防と言う観点からすれば、あまり意味はなく、心理的に安心ということにすぎません。 師爺が当時口を酸っぱくして言っていたように、「マスクは健康に害がある」。 あの大気汚染のなかで、平気な顔して呼吸できることがむしろすごいと思いました。 つまるところ、結局は「呼吸」の仕方なのですね。 閑話休題。 長ーい電車の旅をして、長野にやってきましたよ。 長野の郊外。 この度の旅路で、三回リモートの気功授業が入っていましたので、中継地点で宿をとりました。 和歌山の山とは大きく異なり、険しい雪山が私を呼んでいる。 昔は山の洞窟の中で修行をしていたと言いますが、私には想像もつかない世界です。 山の中では自分は、生物の中のひとつでしかないと思い知らされるだろう。 神聖な名山に足を運ぶということは、それだけで「霊修」となります。 中国の仏教五大名山((文殊菩薩を奉る山西省の五台山、観音菩薩を奉る浙江省普陀山、普賢菩薩を奉る四川省の峨眉山、地蔵菩薩を奉る安徽省の九華山、弥勒菩薩を奉る貴州省の梵浄山)や道教四大名山(真武大帝を奉る湖北省の武当山、広援普度天尊を奉る安徽省の斉雲山、道徳天尊を奉る四川省の青城山、降魔護道天尊を奉る江西省の龍虎山)などは、宗教と歴史文化の聖地として有名です。 今思えば、これほど長く中国に住んでいながら、これらのほとんどの山に行けていません。 私の目は国内(中国)ではなく、国外にばかり向いていたのです。 そして、今日本に戻り、日本の山が私を呼んでいる…。(気がする…。) 心の準備。 入静。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021年05月06日 09時18分47秒
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