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カテゴリ:つれづれなる思い
春三月が過ぎて、立夏になりました。
前回の帰国は12月でしたので、約半年ぶりの帰国となります。 この度は、お世話になっている安禅寺の晋山式に参列するために帰国を計画しました。 久々の帰国ですので、能楽や尺八、居合のお稽古も必須です。 恒例のお茶会には、新茶盛り沢山です。 前回の山修行の江西省からは、狗牯脳の緑茶と寧紅を手土産に持って帰りました。 その他、四川の蘭花茶と安徽省の太平猴魁。どれも最高級のものを選びましたが、お茶の値段は以前よりも上がっていると感じます。いろいろな経費がかかるのはやむを得ないのかもしれませんね。 私は緑茶はほとんど飲みませんが、この時期は特別に少しだけ仕入れることにしています。 お茶会でも緑茶が登場するのは、一番茶の季節のみですから、貴重な機会なのです。 美しい…。 太平猴魁は、形状が特別なため、スーツケースの中で押しつぶされないように、大きな缶に入れて持って帰ります。これが結構場所を取るのですが、茶葉が割れたりしてしまうと、味に影響ができますから、一番大きな葉をした緑茶にもかかわらず、なかなかデリケートなお茶です。 先日、珍しく外食をしました。 四川風の湯豆腐や野菜の蒸し煮の他、串焼きもあり、私のために野菜を頼んでくれました。 最後に、「えのきだけの串焼き」というのがあり、一本一本串に刺して焼いてるのかと想像していましたが、「押しつぶされたえのきだけ」でした。 こう来たか…。 ぺったんこ状の姿を見ると、すぐに連想してしまうのが、例の「太平猴魁」。 形がデリケートなので、もちろん食べる時もくずれないように優しく箸でつまんでいただきました。 さあ、もうすぐ日本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月07日 20時21分13秒
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