新たな発見@バンコク
タイ旅行歴は20年以上になり、少なくとも15回は来ているとは思うのですが、仕事で来るのは初めてです。今まで旅行者として滞在していたので、タイ人の仕事のやり方や生活習慣、給料などについて真剣に考えたことはありませんでした。今回は、タイ語と英語ができない日本人と中国人、ちょっとだけ英語がわかるタイ人のドライバーさんと一緒に行動を共にしました。つまり、私が英語と中国語で通訳をしなければならないという状況。ひさびさに脳の疲労感を感じます。タイ人のドライバーさんと車を一日チャーターして、大体1万バーツ。(約3~4万円)知らない土地での食事はすべてドライバーさんに案内してもらいました。さて、このあたりでは、洋食のファストフードを除き、ローカルの方が食事をする場所はこういうところしかありません。バンコク市内の屋台と似ています。ただ英語表記がないのと、英語が全く通じないだけ…。日本人が「ドライブインみたいな感じですね」と教えてくれました。「ドライブイン」:都市部からはずれた地域で幹線道路に面して立地している休憩所。飲食店やみやげ物店などが併設されており,車で比較的長距離を移動している人々の休憩や食事などの場として機能している。「なるほど。日本の環境とは大分違う気がするけど、まさにそれです。」お腹を壊さないことを祈りながら、無難なライスヌードルを注文することになりました。肉は、ビーフ、ポーク、チキンから選び、練りもの団子とモヤシがついてくる…。ビーフを選んだ日本人のはすぐにできましたが、私の肉抜きの注文をジェスチャーも交えて、ドライバーさんに通訳してもらいますが、いまいち通じていない…。肉なしで「no meat」とこれ以上ない簡単な英語とジェスチャーで伝えます。ドライバーさんも「no meat? OK OK!」と言って、出てきたのが、野菜とスープなしの肉と麺のみ…。これはいったいどういう…?いやいや、違うよ。この肉はいらない。「NO MEAT」スープはいるの。「NEED SOUP」勘違いしてたって表情で、「Oh, OK,OK」と再度注文。次に出てきたのは、肉と麺なしの野菜とスープのみ。えっと…、さっきの麺いずこへ?なんで麺抜く…?「NO,NO!」麺を指さしながら「NEED NOODLE」わざわざ麺を抜くように要求してくれたドライバーさんはにこにこしながら、「やっぱり麺いるってよ~」みたいな感じで注文しなおしてくれました。ようやくモヤシと空心菜の入ったスープの上に、ぽんと乗せられた麺ができあがりました。(右下)火が通っていない空心菜の繊維質を感じながら、唐辛子の味しかしないライスヌードルをいただきました。バンコク市内から車で約2時間の新たに建設中の工業団地周りは山に囲まれ、ゴムの木がたくさん植えられています。(雲南省の茶山を思い出します。)リゾート地とは程遠いですが、自然に囲まれた気持ちの良い田舎です。仕事でなければ、絶対に来ることはないでしょうね…。今までとは異なる目線で見たタイの国とタイ人。勉強になりました。