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先週末、新宿会計士は、久しぶりに溜まった作業を自宅でこなしていた。先日も記載したとおり、新宿会計士はプライベートで幾つかの懸案を抱えている。また、自分自身がブログに書きたい内容、自分なりに深く研究したい事項などをじっくりと棚卸していくことを考えれば、週末の時間は極めて貴重だ。目下の関心事は、何と言っても今年7月に予定されている参院選の動向にある。これについて、現在のうちに、改めて振り返っておかなければならない事柄が幾つかあると気付いた。

それは、昨年冬の衆院選における幾つかの議員の演説だ。

■民主党・菅直人の街頭演説 (有楽町)

―――2012/11/17付 YouTubeより

昨年1116日(金)に当時の野田佳彦首相が衆院の解散を決断。その日の夜に有楽町で行われた菅直人前首相(当時)の街頭演説が、動画サイトには数多く掲載されている。街頭演説を聴く限りにおいては、選挙民の菅直人元首相に対する怒りは凄まじく、この手の政治家の演説としては異例とも言えるヤジのラッシュだった。菅直人元首相が登場するや否や「売国奴!売国奴!」のラッシュ(ちなみに動画からもはっきりと聞き取れる)。「最も無責任なのは…」と言いかけると、すかさず聴衆から「お前だー!!」の合いの手。華やかな有楽町のイルミネーションと菅直人元首相に浴びせかけられるヤジのコントラストが面白い演説だ(※もちろん、皮肉ですよ)。

1216日(日)の投票では、民主党・国民新党の現役閣僚8人を含め、閣僚経験者や重鎮議員の落選が相次いだ。なお、菅直人元首相自身は小選挙区で落選したが、比例区で復活当選を遂げている。結果的に自民党が294議席を制する圧勝となり、自公あわせて衆院の3分の2を占めている状況だ。これを受けて12月中に政権交代が完了し、安倍晋三政権が成立。素晴らしい速さでどんどんと政策を進めている。

ただ、それと同時に、国民の間で民主党の酷さに関する記憶が急速に薄らいでいないかどうかが心配だ。考えてみると、民主党はつい2ヶ月少々前は政権与党だったのだ。そして、離党者が相次いでいるとはいえ、参院でも(一応)第一党の立場を有している。

参議院会派別所属議員数一覧(2012年12月25日現在)

民主党・新緑風会…87名(うち今年の任期満了が45名)

自由民主党・無所属の会…83名(うち今年の任期満了が34名)

なお、報道等によれば、民主党から離党者が出ているため、現在はさらに自民党と民主党が肉薄しているが、以下の考察はあくまでも20121225日時点のデータを利用する。

自民党が参院で単独過半数を制するためには、次の参院選で、改選121議席中73議席を占める必要がある。つまり、改選の6割以上を制することが必要だ。さらに、安倍政権が悲願とする改憲の発議に必要な議席数は162議席。今年の総選挙で自民党だけで単独3分の2を得ようと思ったならば、改選議席数の121議席中、何と113議席を得なければならず、いくら安倍政権に追い風が吹いていたとしても、到底現実的ではない数値だ。

なにより、衆院と違って参院の場合、73議席の選挙区が小選挙区だけで構成されている訳ではなく、比例代表区においては非拘束名簿式を採用する実質上の大選挙区となっていることなどから、衆院選と比べると中小政党には若干有利な設計となっている。実際、前世紀の遺物と化した社会民主党でさえ、今世紀に入ってからの選挙で、比例区でコンスタントに2議席以上は獲得しているのだ。それだけに、地滑り的な勝利を収めた今回の衆院選と比べると、選挙制度上は、自民党の劇的な勝利は難しいと見るべきだろう。

もちろん、当職は、安倍政権には是非とも長期政権として日本を改革して欲しいと心の底から願ってる国民の一人である。さしあたって安倍政権としては、デフレ対策、東北復興、そして対中外交の三点が求められていると言えよう。そして、今のところ、安倍政権の滑り出しは上々だ。いくら新聞やテレビが報道しなくたって、心ある国民は、ネットを通じて自ら安倍政権が行っていることを適切に評価しているのが現状だ。しかし、依然として国民に対する一定の影響力を保持し続けているマス・メディアによる報道テロにより、「情弱1000万人層」が再び民主党やその他の政党に投票しないとは限らない。メディアに対する監視の目を緩めてはならない所以である。






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最終更新日  2013/02/26 03:03:21 AM
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