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▼日本経済新聞社・鈴置高史氏の韓国論▼

昨日から、当職はこのブログで、次の書籍について紹介するとともに、日韓関係や日中関係の解説を開始している。

■中国に立ち向かう日本、つき従う韓国2013/02、日経BP社 ISBN: 978-4822274146

当職のブログに関心を持っていただいているような方であれば、きっと興味を持って読んでいただける本だと思う。もし機会があれば、是非買い求めて読んで欲しい。また、買いに行く時間のない方も、リンク先のAmazonの書評には目を通す価値があるだろう。

それでは早速、韓国論の続きを展開していく事としよう。

▼自信を深める韓国▼

韓国は昔から、「都合が悪くなったときの反日」により、日本から譲歩を引き出し続けてきた。韓国はこの「反日カード」を使い、日本の歴代首相や天皇陛下からの謝罪の言葉を引き出すだけでなく、有償・無償の支援・援助を行なわせるなどした。世界の最貧国だった韓国がOECD加盟国にまで成長できたのは、偏に日本の支援の賜物だろう。

ところで、昨年夏には当時の韓国大統領だった李明博(り・めいはく)が竹島に上陸。さらに天皇陛下を侮辱するなど、明らかに最近、韓国の反日行動も常軌を逸していると感じる日本人が増えているのではないだろうか?

鈴置氏はこの書籍の中で、韓国の変化を幾つか挙げている(但し以下の箇条書きは新宿会計士の文責による要約である)。

・韓国の経済力が成長したことで、圧倒的な差をつけられていた日本に「追いつける」という自信が芽生えてきたこと

・貿易立国である韓国にとって、中国の重要度が急速に上昇していること

・その中国が、韓国(をはじめとする中国の周辺国)に対する軍事的野心を強めていること

そして鈴置氏は、韓国の反日が「日本相手であれば何をやっても許される」という雰囲気に基づいたものであると指摘しつつも、不思議な事に韓国では「反中デモが生じない」という現象を紹介。韓国の行動原理は、実は「『反日』より『恐中』で動く」(同P37)と喝破しているのだ。

すなわち、かつての日韓関係と異なり、現在の日本と韓国の一人当りGDPの格差も縮んでおり、韓国から見て日本は、「もうすぐ追いつける国」であるかのように見えるのだろう。実際に追いつけるかどうかは問題ではない。自分達がそう思えることこそが、日本を貶める侮日心理の根拠なのだろう。

ただ、「千年属国」だからだろうか、鈴置氏は、韓国では中国に対しては本能的な恐怖心が先に立ち、中国への心理的な従属が深まっていると指摘している。

▼やはり中韓は「似たもの同志」なのか?▼

韓国は、曲がりなりにも「自由主義」「民主主義」「法治主義」という基本的価値観を日本と共有しているはずだと、我々日本人は信じている。そして、仮にそれが事実であれば、韓国は「共産主義」「独裁主義」「人治主義」の中国とは相容れず、日米と同じ陣営に所属するはずだ。しかし、鈴置氏は、韓国が日本や米国と同じ価値観を共有しているという考え方を否定する。当職もこれに賛成だ。

韓国は見かけ上は確かに法治国家かもしれない。しかし、中国人の靖国放火犯を中国に引き渡したり、日本から窃盗した仏像を返還しないという仮処分を下したり、あるいは親日派から財産を没収する遡及法を策定したり、日本が相手であれば、法治国家としての体裁よりも反日という民族感情が優先する国である。ある意味、本質的なところで中韓は同一のカルチャーに属すると見た方が正しいのだろう。

▼いっそのこと、韓国とは距離を置け▼

昨日もこのブログで触れたが、日本列島から目と鼻の先である済州島に軍港が建造され、そこに中国の空母が寄港するようになると、確かに日本の国防上は厄介である。また、アジアにOECD加盟国仲間がいないというのも寂しいものだ。

ただ、米国と中国との間でバランサーを気取る韓国が、反日をダシにして日本の国益を著しく阻害する行為をいつまでも続けるのを容認するほど、我々日本人もお人よしではない。鈴置氏は新聞社の論説委員らしく、日本が韓国との付き合い方を考える材料は沢山提供してくれるが、その判断を我々読者に委ねている格好だ。しかし、当職自身は、一人の日本人として、日韓友好により得られる利益よりも、日韓断交により得られる利益の方が遥かに大きいと感じざるを得ないのである。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

なお、このシリーズの最後として、明日は鈴置氏の慧眼について紹介したい。






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最終更新日  2013/04/11 02:58:31 AM
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