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新宿会計士の政治経済評論 -> https://shinjukuacc.com

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新宿会計士の政治経済評論

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新宿会計士は都合により、419日(金)の更新を以って、4月一杯、ブログを休刊させていただく。ブログ再開は5月初旬を予定している。勤務先の規定により、1年に1回、1週間以上の職場離脱をしなければならないためだが、ついでに今回はどこかに旅行に行くつもりだ。旅行記から戻ったら、旅行記を掲載したいと考えているのだが、そう言えばこないだのシンガポールとか香港とかの旅行記をまだ書いていないことに気付いた。こんなブログでも楽しみにして下さっている皆様には申し訳ない限りである。

▼「英語ができない日本人」は本当か?▼

唐突だが、日本人は英語ができない。もしくは、「自分は英語を話すことができない」と考える日本人が多い。果たしてそれは本当だろうか?大学進学率が50%を超えていると言われる時代である。中学校の3年間、高校の3年間、そして大学の4年間、都合10年間も勉強していて、英会話一つできないというのは、さすがに日本の英語教育に問題があるのではないか、という疑問を投げかけているように思う。

ところで、日本人が英語ができないという点に対する問題点は、既に明治時代から何回も議論されてきた古くて新しい論点だ。しかし、実は「日本人が英語ができない」という考え方は、必ずしも正しくない。実は、英語圏の人間(特に英米人)側に、「正しい英語はかくあるべき」という誤った信念が存在する事の方が、原因として大きいのだ。

一例を挙げよう。国際会議において、日本人の発言に対し、その発音やボキャブラリーを訂正するのは、大抵アメリカ人かイギリス人である。しかし、インド人やシンガポール人、香港人は、国際社会で癖のある英語を堂々と喋っている。それに、ある調査によると、非英語圏(英語を母国語としない国々)出身者に対し、アメリカ人の英語と日本人の英語を聞かせると、日本人の英語の方が実際よく理解されるという現象があるそうだ(昔読んだ本なので、出所は明示できないが)。そして、当職自身は海外に出掛けてそのことを痛感するのである。

▼新宿会計士は英語が下手糞である!▼

これはブログサイトだから、新宿会計士が英語で喋っている姿を映像や音声で読者の皆様にお伝えする事ができないが、新宿会計士は英語がとても下手糞である(笑)。また、自慢する事ではないかもしれないが、英米人が話している英語もほとんど聞き取れない(笑)。しかし、海外に出掛けて困った事など一度もない。何故か?「伝えたい内容」をしっかり伝えれば、コミュニケーションは成立するからだ。

ガイドブックで読んだ美味しい料理が食べたければ、現地でガイドブックのそのページを指さして「ディスワン」といえば良い。簡単でしょ?あと、「お願いします」「ありがとう」の二言だけ、現地語で言えるようになっていれば完璧だ。これで大概の国は楽しく旅行できる。

▼「英語の授業を増やせ」は正しいのか?▼

ところで、確かに旅行でしゃべる英語はカタコトで何とかなるのだが、その一方で国際会議とかで意思疎通を図るのにカタコトでは困る。そして、学校教育で10年以上英語を勉強していても、全く英語が喋れない人がいるというのは、やはり日本の英語教育に問題があるという主張に説得力を与えているような気がする。

実際には、英語と日本語の言語構造が余りにも違いすぎることが原因だ。ある調査によれば、英語圏の人にとって、アラビア語、中国語、日本語は習得が最も困難な3つの言語だそうである。

■英語圏の人に難しい言語の4位に韓国語、日本語は3位=米サイト

―――201107171346分付 ライブドアニュースより

従って、日本語を母国語とする人間から見て、英語の習得が困難であっても別に不思議はないのだ。しかし、大部分の米国人が中高大の10年間を使って日本語を学習しようとしているという話は聞いたことがない。実際、米国人が日本語を話せなくても、日常生活に全く不便はないからだ。

日本人から見た英語も全く同じである。会計基準に関するコンバージェンス・プロジェクトとやらのせいで、IFRSの基礎知識を備えておく必要があるため、会計士は英語が必須だが、それ以外の専門家にとっては英語などなくても仕事はできるのである。全国民がわざわざ英語学習に多大な時間を費やす必要性などないのだ。

我が国は英語教育戦略を見直すべきだ。思い切って、英語を必修科目から外し、その代わりにフランス語やドイツ語、あるいは日本語の古典や漢文の素養等を深めるなどの選択肢を広げるのも面白いかもしれない。






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最終更新日  2013/04/15 02:58:10 AM
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