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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:どこかにある場所
青空を吹き渡る風の中に
旅人の詩(うた)が流れて行く ちぎれた言葉の断片が 僕の目を潤ませる "どかで会おう" "風の中で" どこまでも朗らかで でもとても切なくて 青空にはぐれ雲 旅人はどこへ行くのだろう 青空を流れる雲の上に 旅人の言葉が流れて行く 忘れられた言葉の意味が 僕の心を誘う "思い出して" "忘れない" どこまでも白い雲 でもいつかは消えるよ 青空に白い雲 旅人はどこにいるのだろう 吹き渡る季節変わりの強い風 戯れに運ぶ旅人の詩 旅人自身も忘れた言葉の破片が まるで花びらのように舞い散るよ 僕はそれを追って旅を続ける 風がいざなう遠い旅路 もう帰る家も忘れた "どかで会おう" いつかきっと "風の中で" 会える日が来る "思い出して" そのときがくれば "忘れない" 僕も 風の中を渡る旅人たちは 5月の空を目指す そこは旅人と風の王国 雲の城には地上を離れた詩人たちが 旅の思い出を天上の調べに乗せて歌う どこかで会おう旅人よ 風の中で別れた友よ 思い出して5月の空を 忘れないであの風を 吹き過ぎ行く風から帽子を守り 見上げる夜空に傾く半月 大空の奇跡が 僕をきっと待ってtいる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 17, 2005 01:32:48 AM
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