休日の夜明けに見た夢
広がるイメージに追いつけない自分自身の意識夢の中で広がれば孤独に震え夢を恐れる世界が変容を遂げていくその様子をまざまざ見せ付けられけれどまぶたは閉じれない夢の中だから広がり続けるイメージはとても暴力的に世界の殻を砕き新しい世界の姿をあらわにする逃げるようにとびまわりイマジネーションの暴走を声にならない悲鳴を上げてただただみつめるだけ朝の光が窓を抜けてまぶたの上にかかれば悪夢のパレードはかすんで消えて後に残るのは色あせた書割世界の殻の破片今度こそ夢の中でまぶたを閉じて現実の朝に目を開く目がかすかに痛むのは夢の破片が残っているから