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テーマ:詩&物語の或る風景(1047)
カテゴリ:東京-奇-人
缶コーヒーを片手に うつむき加減に歩く街の夜 背中の向こうに広がる空を 心の内に思い浮かべる 檸檬のような月に 秋雲の漣が打ち寄せる コーヒーをひと思いに飲み干して振り返れば 思い浮かべたよりもはるかに幽玄な月夜空 別世界が空を覆ったような様子に心打たれ 塑像のように立ちすくみ しばらくは虫の音も聞こえず 雲の波の月に砕ける音ばかりが 耳の奥に響いていた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 3, 2006 12:52:45 PM
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