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タイトル通り、本書はアメリカのシェール・オイル、シェール・ガスに関する話で、これらの採掘による影響について述べられています。
数年前は、ガソリン価格が150円なんて時期はありましたが、現在では110円とかだったりして結構恩恵も受けています。また、中東でテロ等問題が発生しても、ガソリン価格への影響がかなり小さくなりました。ガスもしかりで、同様に新たなる安定供給の選択肢が出てきたことにより、安くなってきたようです(こちらはあまり実感ありませんが)。 このような燃料価格だけでなく、それを採掘する技術が高度なものらしく、日本の技術が結構活躍しており、輸出でその恩恵を受けているそうです。 さらに話は広がり、外交面でも一躍買っているそうです。同盟国であるアメリカからガスを安定供給できるので、ガス輸出国であるロシアに弱みを見せず、価格交渉できるようになってきました。また、日本がガスを中東から依存しなくなるということは、中東のガスがあまるので、ヨーロッパに輸出され、ヨーロッパに輸出していたロシアの立場がさらに弱まるという構図になってきているようです。 このように、地球温暖化はともかく、シェール革命が我々の光熱費だけでなく、グローバルなパワー・バランスにも影響しているというお話です。 この本はこれでよいのですが、日本にもシェール・オイルとか出ないの?メタンハイドレードはどうなったの?と日本にもなんか出ないかなあと思うのは私だけでしょうか・・・ 【楽天ブックスならいつでも送料無料】シェール革命繁栄する企業、消える産業 [ 財部誠一 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月18日 23時04分12秒
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