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カテゴリ:最近の出来事から…
昨日、今日の二日間、東京ビックサイトで毎年、ミシン組合と
東京都が主催する展示会がおこなわれました。 FISMAとはファッション・インダストリィー・システム マシーン・アンド・アタッチメント・エギジビションの頭文字で 平たく言うと縫製関連機器展のことです。 昔は東京ミシンショーという名称でさらに分かり易かったの ですが、ミシンだけではなく、最近ではCAD・CAMや パターンメイキングなどの大型ハイテクものが大きなブースを 占めるようになり、ミシン=縫製 という専門的な範囲から デザインからファッション産業全体の展示会というイメージに 変貌してきたのです。 その昔には主催者も出展者も展示会があれば注文がたくさん入り 商売の機会として欠かせないイベントであり、いわゆるウマミが あったのですが‥ 産業の空洞化を通り越して産業崩壊の今の日本にどれだけ ミシンや縫製機器の設備を考える所があるか、 はなはだ疑問ではあります。 しかし、国内で大阪と東京の展示会は 各ミシンメーカーなどにとっても新製品発表の最後の砦の感が あるはずであります。ミシンの分野でも家電、自動車同様 世界に向けて日本メーカーはまだまだトップメーカーが 多く、展示会は需要があるなしに関わらず新しい試みや 技術をこらした新企画の商品たちが 産声をあげるところなのであります。 では、今の私達、国内販売業者が展示会の存在意義を問うという点では どうなのか‥? 業界の唯一のイベント事業、商売のヒントを見つける場‥、 という以外、明快には答えは得られません。 ここ数年、私は役員で様々準備をし、終日展示会場にも 詰めているのですが、これだけモノづくりをしなくなった 日本に品質や効率を極めた技術を展示する場が 販売業者の将来に必要なのか否か、自ら問いながらの展示会で ありました。 ともかくも無事に終わって一安心。明日からまた日常の闘いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 10, 2008 11:41:58 PM
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