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カテゴリ:オーディオ
1週間前に完成したばかりの金田式ADCですが、録音してみるとノイズが結構多く、はっきり言って使い物になりません。折角苦労して製作したのに・・・ そこでADC第1号機、PCM-D50、金田式ADCのノイズを簡易測定にて比較してみました。 測定はオシレータから1k[Hz]・2[Vrms]を各ADCに入力し、ADCのSPDIF出力をSBLive!Audigyのディジタル入力に接続、WaveSpectraにてレベルが-10[dB]となるようADCの音量を調整したときの波形を比較しました。サンプリングは44.1[kHz]です。 (1)第1号機 (2)SONY PCM-D50 (3)金田式ADC 結果は・・・金田式ADCのノイズが多いことがよくわかります。 やはり変換基板+ユニバーサル基板で高周波を扱うのは無理があるのか、それとも製作が下手なだけかもしれませんが・・・ 第1号機(h_fujiwara1995さんの基板を使用)では好成績だったので、ディジタル部分をこの基板に置き換えるべく、もう一枚お譲りいただきました。ディジタル部のみを切断し、手持ちの部品で製作しました。 ・パルストランスの手持ちがないためSPDIFはコンデンサで直流分をカットしたのち抵抗器で分圧しています。 ・MicroTrackIIはProfessional Modeでも問題なく録音できるためProfessional Modeとしています。 ・第1号機では電源投入時のリセットに失敗し、雑音が入ることがありましたので、リセット回路はDIT4192のみに使用し、PCM1804のRST端子は+5Vに接続しています(金田式ADCも同様)。 このディジタル基板と金田式ADCのアンプ基板・レギュレータ基板を組み合わせました。 早速測定してみると中々いい感じです。 さらに、PCM1804への入力端子間に0.01uFのフィルムコンデンサを入れてみると若干歪み率とノイズが下がりました。 (4)金田式ADC改 第1号機よりもノイズが少ないようです。 入力端子-GND間にフィルムコンデンサを入れても特に変化は見受けられませんでしたので省略しています(本当は手持ちのフィルムコンデンサが足りなかっただけですが)。 この状態で録音をしてみると・・・ ノイズも気にならなくなりました。PCM-D50や第1号機よりも開放感にあふれる音です。 「これはいける!」 しばらくこの状態で使ってみたいと思います。 それにしても苦労して製作したディジタル基板がもったいない(泣) <おまけ> MicroTrackIIを2週間ほど使用してみましたが、先日の不満・不具合の他に ・SPDIFから録音を繰り返していると、ファイルの再生時に"倍速"にて再生されるようになった(電源をOFFするまでずっと)。 ・録音状態から抜けられず、キー操作を受け付けなくなった。電源ボタンを10秒ほど押してようやく抜けたと思ったら、今度は電源を投入しても、電源ボタンをはなすと電源がオフしてしまう。何度か試しているうちに正常に戻った。 ってな感じです。 大事なコンサートでMicroTrackIIを使うには勇気が要ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.14 23:42:19
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