スポーツ選手には験担ぎという行動が珍しくありませんので、
朝にカレーを食べるという発言は、もしかしたら、サラリと流されていたかもしれません。
それを取り上げ、朝専用のレトルトカレー商品を生み出すほどのブームにしたのは、
朝カレーの意外な効果を実証した大学教授や料理研究家たちと言えるでしょう。

朝カレーの効果はどのようにもたらされるのか、詳しく考えてみましょう。
カレーはもともと、お昼や晩ご飯用がほとんどでした。
一度作ってしまえば、あとはご飯に乗せるだけで、
簡単に食事を用意できるという丼料理にも通じる手軽さが、お昼のメニューに向いていましたし、
スパイスによる刺激や動物性の脂が多く含まれるカレーは、
比較的胃が重たくなるメニューに分類されていました。

その点からカレーは朝から食べるには向いていない料理とされていたのです。
しかし、カレーは多くの食材が含まれた栄養価の高い料理です。
1日の活動のために多くの栄養を吸収しようとする身体には、とても良い料理であるため、
料理研究家も、お味噌汁のように毎日メニューに加えても良いくらいだと言います。

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