壱萬四千分の一
木金と、年に一度の代理店会でした。場所は滋賀県の雄琴温泉近辺にて。初日は座敷で大宴会。翌日は瀬田でゴルフコンペを開催しました。皆さん一国一城の主ですから、一癖も二癖もある人が集まります。宴会も無事終了し部屋に戻ってからのこと。最高齢80歳のY会長と60歳のS社長が些細なことで口論を始めました。その場は何とか収まったのですが、部屋中に険悪なムードが漂う。翌日、悪いことに二人は同じ組のラウンドだったのです。私は最終組で追いかける。Y会長はS社長のロングパットを見て「外せー!」と怨念を込めて叫んでいたそうですから、雰囲気は最悪ムードです。そして迎えたアウト2番ホール。パー3の135ヤード。ニアピン賞が設定されています。グリーンを見ると、ニアピンの旗はグリーンの外に。何故か前の2組?が我々のショットを見守っています。私は最終組ですから、オンすればかなり可能性が高い。ティーショットは9I。見事にナイスオン!同組のメンバーは全員外した。やった!と心の中でガッツポーズ。キャリーカートでグリーンへ向かうと、Y会長が手招きしながら大きな声で叫んでいます。「早く来い!!早く早く!!!」理由がわかりませんが、とにかくキャディさんに急がせる。グリーンに到着。「写真撮るぞ~!!」Y会長の鶴の一声でピン周辺に集合。「Sさんがホールインワンしたんだよ!!!!」「げええええ!!!!!」この驚愕の一件で、二人の仲は元通りに。主催者側としてはホッと一息です。同組でラウンドしていた人の話では、手前からコロコロと転がってカップに吸い込まれたそうで、「カコーン!」といい音が響き渡ったそうです。ホールインワンの確率は1/14000。運を使い果たしたと考えるか?上向く前兆か?本人次第でしょうが、いずれにしてもこれからのお返しが大変でしょうね。ちなみに、ニアピン賞は私が頂戴しました。ホールインワンは対象外だそうです。嬉。