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生きている証明書

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2009.09.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 090909(WED)重陽の節句


 重陽の節句。と言っても旧歴のことだから、まだ一月ほど先になる。
 菊の節句でもある。

 唱歌に「菊の花」と題するものが二つある。尋常小学唱歌第一学年用と国民学校第二学年用だ。

 好みとしては後の方に魅力を感じる。歌詞もシンプルだし、曲もとても良い。

 その二番の歌詞に「仰ぐ御紋の菊の花」とあるのだ。当然皇室を仰ぎ奉るということなのだが、これが理由もなく嫌われるのである。どうしてなのだろう。困ったことだ。

所持している新訂尋常小学唱歌のCDでも、「*二番の歌詞は歌われておりません」と注記がある。このCDの製作者、というか企画者というか、呆れるほど間違った考えを持っている。

 たとえば、他にもこんなのがある。「鯉のぼり」(国民学校芸能科音楽初等科一)の三番も歌われていない。「日本男児」が気になったようだ。「三 のぼりを立てて、をとこの子ども、おほきくなって、にっぽんだんじ」というものだ。

 「野菊」の三番を歌わないのはどういう訳か不明だが、皇室に触れるようなもの、日本男児を賛美するようなものを避けるのは何故なのだろう。誠に見苦しく、かつ卑屈過ぎると言うほかない。

 
 

    菊の花

       作詞 青木存義
       文部省唱歌

一 見事に咲いた
  かきねの小菊、
  一つ取りたい、
  黄色な花を、
  兵隊遊の勳章に。

二 見事に咲いた
  垣根の小菊、
  一つ取りたい、
  眞白な花を、
  飯事遊(ままごとあそび)の御馳走に。

 (「新訂尋常小学唱歌(第一学年用)」昭和7.3)



    菊の花

       作詞 小林愛雄(1881-1945)
       作曲 井上武士
       文部省唱歌

一 きれいな 花よ、菊の 花、
  白や 黄色の 菊の 花。

二 けだかい 花よ、菊の花、
  あふぐ ごもんの 菊の 花。

三 日本の 秋を かざる 花、
  きよい かをりの 菊の 花。

 (「国民学校芸能科音楽ウタノホン下」昭和16.3)

 

 





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Last updated  2009.09.09 14:34:58
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