カテゴリ:カテゴリ未分類
090909(WED)重陽の節句
重陽の節句。と言っても旧歴のことだから、まだ一月ほど先になる。 菊の節句でもある。 唱歌に「菊の花」と題するものが二つある。尋常小学唱歌第一学年用と国民学校第二学年用だ。 好みとしては後の方に魅力を感じる。歌詞もシンプルだし、曲もとても良い。 その二番の歌詞に「仰ぐ御紋の菊の花」とあるのだ。当然皇室を仰ぎ奉るということなのだが、これが理由もなく嫌われるのである。どうしてなのだろう。困ったことだ。 所持している新訂尋常小学唱歌のCDでも、「*二番の歌詞は歌われておりません」と注記がある。このCDの製作者、というか企画者というか、呆れるほど間違った考えを持っている。 たとえば、他にもこんなのがある。「鯉のぼり」(国民学校芸能科音楽初等科一)の三番も歌われていない。「日本男児」が気になったようだ。「三 のぼりを立てて、をとこの子ども、おほきくなって、にっぽんだんじ」というものだ。 「野菊」の三番を歌わないのはどういう訳か不明だが、皇室に触れるようなもの、日本男児を賛美するようなものを避けるのは何故なのだろう。誠に見苦しく、かつ卑屈過ぎると言うほかない。 菊の花 作詞 青木存義 文部省唱歌 一 見事に咲いた かきねの小菊、 一つ取りたい、 黄色な花を、 兵隊遊の勳章に。 二 見事に咲いた 垣根の小菊、 一つ取りたい、 眞白な花を、 飯事遊(ままごとあそび)の御馳走に。 (「新訂尋常小学唱歌(第一学年用)」昭和7.3) 菊の花 作詞 小林愛雄(1881-1945) 作曲 井上武士 文部省唱歌 一 きれいな 花よ、菊の 花、 白や 黄色の 菊の 花。 二 けだかい 花よ、菊の花、 あふぐ ごもんの 菊の 花。 三 日本の 秋を かざる 花、 きよい かをりの 菊の 花。 (「国民学校芸能科音楽ウタノホン下」昭和16.3) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.09 14:34:58
コメント(0) | コメントを書く |
|