金曜日…国井咲也の満巻全席　第124席



喜びの報、である。

何気なく近所を歩いている（コンビニへシュークリームを買いに）と、
電柱になにやら張り紙が。

色鉛筆で塗られた、
背景もない、手書きのイラスト…
小学生が授業の一環でかいたのだろうと想像できる
「困ったおじさんがいたら逃げろ」的な事を呼びかける
ポスタだ。

そこでなにに国井咲也が歓喜の声をあげたかというと、
そのポスタにつかわれていたキャラクタだ。
版権とか著作とかいうな！
ここは「子供の愛」ということで
見逃して（的な事もしっかりいいつつ、
あくまでPTAは敵に回さない、という
大人のクモの巣を張り巡らせておこうっと）ほしい。

そのキャラがなんと！
『銀魂』の銀ちゃんと神楽と新八だったのだ！

神楽は走り、
新八はツッコミ、
銀ちゃんは「ガーン」な表情でやる気をなくしている、という

「どこが防犯なんすか」と問わずには
いられなくなるような
作品なのだが、
イラストはどうみても小学校低学年レベル。
そんな年齢の子が『銀魂』をモチーフに
ポスタを制作した、という事実に注目してほしいのだ！
『銀魂』の面白さは小学生にも伝わっているのだ！
素晴らしい！
これがどういうことかというと、
テレビのバラエティが
『クイズ』と『大食い』、
そして『過去の異性関係の公表』だけになっている
現在、５年後、十年後の「おわらい」を背負って立つ
明日の若手芸人の教科書が
『銀魂』となりつつある証なのだ！

「防犯」のポスタなのに、
すでに銀ちゃんはやる気をなくしているという
コンセプトがすでにギャグだ。
しかも作品のキャラのイメージもそこなっていない。
美少女・釘宮ボイスの神楽でさえ、
「えっちなこと」なイメージなどみじんも挿入せずに、
ただ
「意味なく走っている、元気な中国娘」として
描いているのだ！
天才だ！　
すぐにでもアニメ会の同人誌で
イラストを書いてもらいたいくらいだ、小学生！

こんな絵をみて、感動するなという方が無理だ！
そんな感動にうち震えつつ、帰宅して
今日（木曜夜）の『銀魂』をみると、
冒頭、実は「読みどころ」の提供バックのところで
「読者の応援メール多数に偉い人から
　『裏があるんじゃねーの』と言われました！
　３年目なのに信用度０の銀魂！」とあった。

だからこそ、
私は声を大に（フォントを大きくして）予言したい！

　次世代の天才お笑い芸人、
　次世代の天才コメディ劇作家は
　大阪・東京、タレント事務所からはもう生まれてこない！
　次は、
　二次元。
　『銀魂』から誕生するであろう！！！

「偉い人」、見てますか？！
『銀魂』は国井のようなおじさんから、小学生まで、
幅広い層に熱く支持されておりますよ！
基本、一話完結ですから、
これ、シリーズ終了したら、
『ベスト盤』が出せるのは『銀魂』だけです！
ぜったい売れるよ！
『ギンタマベスト』！！
初回限定にはもちろん、銀のラメ入りの皮のベスト。
さぁ！
アニプレックスさん！
おれに！
おれと、このイラスト書いた
小学生にベストの選定をさせてくれー！！
そしてオーディオコメンタリィで
この小学生と対談させてくれー！
とんでもない物議を醸し出すこと、うけあいだ！！