金曜日…国井咲也の満巻全席　第131席




基本、国井咲也の属性は『花鳥風月／雪月花』である。
さらに細かくいうならば、この『鳥』は『蝶』であり、すなわち
ファンタジィの『くま』である。

このワビサビなテイスティングを好む国井咲也として
見逃せなかったのが先週の
『ペルソナ』だ。
一時は「こ、この娘さんはよくいる快楽主義者の駄目人間？」と
ハラハラさせた、かなるちゃんの最期である。

ここで注目していただきたいのは、
中原さんの絶妙なお芝居はもちろんなのだけれど、
なんといっても『雪』だ。

「なんだよ、最期に雪が降るって、アレ」などと
スレた事を言ってはいけない。
これは様式美だ。
夏にスイカ、
秋に焼き芋、カレーにらっきょう。
それと同じ。
一番悲しい恋の終焉に降る雪。
これはもう、
決して外してはならない名コンビなのだ。

しかして、名コンビゆえに
そのカレーならではの隠し味も必要だ。

ここで『ペルソナ』演出陣が見せた技がすごい。

ここで細かくはあえて書かないし、書けない。
これはぜひとも映像で観ていただきたいものだからだ。

きれい、
せつない―

国井の凡庸で稚拙な言葉ではどう書いても
陳腐になってしまう。
書いても書いても描ききれないのだ。
両手で確かにすくいとっているのに、
その指のすきまから
するするとこぼれおちてしまう憤りにも似た無力感。
ああ。
ああ、なんて駄目な子なんだ、私はっ！
（ばしばし、とシャツのボタンを
　上４つまで外して（アンニュイポジション）、
　壁を叩く。
　隣室から「うるさいわよ」の意味のモールス信号が返される）

ああ、話しがそれた。
行動もペルソナからすこし、
ロマンチ化してそれたようだ。修正修正。

それほどにかなるちゃんの顔へ「降り落ちた、雪」は
悲しく、美しかったのだ。
いまだかつてこれほど悲しい『雪』があっただろうかと、
涙を流す事を止める事ができなかったとあえて告白しよう。

そしてそれを「わかりやすく」するために
前フリをきちんといれているという、
現代視聴者層への配慮にも私は泣いた。
ここだ、
ここに私は本当の「仕事人」を見て、感じるのだ。

あー。すばらしい！
ゾクゾクするほど素晴らしいぞ！
『ペルソナ・インフィニティ・ソウル』！！！

ＯＰ終わりの提供バック・イラストの
恵ちゃんの太ももも神だ！
いや、悪魔だ！
あのすらりとした白い太ももは悪魔だ！
仕事が手につかん！！
文字通り『ていきょう』だ！　
オトコのコなボクにはありがたい！（なんのこっちゃ）


あ、それと
来週金曜日はアニメ会のライヴです。
ＪＲ池袋駅から徒歩５分。イーストステージいけぶくろにて
19時開演！　よろしく勇気！

ポッドキャストの『ヲタめし！』、
次回ゲストは『プリンセスメイカー』の
赤井孝美さん！　
プリメについての思いでメールなども
募集しとるぞい！　よろしくだ！



あ、それと、
『銀魂』、先週の攘夷志士試験追試問題、
国井は最初の客席にいる桂さんがわかりませんでした。
残念無念。