ダニによる健康影響
『ダニによる健康影響』 ダニが原因として起こる健康被害としては、死骸やフンがアレルゲンとなって引き起こされる喘息やアトピー性皮膚炎などの アレルギー症状や、生きているダニによる健康影響があります。 では、生きているダニによる健康影響には一体どのようなものがあるのでしょうか? 【皮膚疾患】 ● 血を吸い唾液を注入するダニや刺して唾液を注入するダニにより皮膚の炎症を起こす。 (人を刺す主なダニ) ・イエダニ ・ツメダニ ● 皮膚に寄生して皮膚病を起こす。 (例) 疥癬症(感染症でもある) (人に寄生すダニ) ・ヒゼンダニ ・ニキビダニ 【感染症】 (例) 疥癬症、ライム病、ダニ媒介性脳炎 次に、ダニの死骸やフンによる健康への影響とは一体どのようなものでしょうか? ダニの死骸やフンはアレルギー性疾患を引き起こすアレルゲンとなります。 これらは、風化することで微細化し、室内空気中に舞い上がり、その粒子を人が吸入したとき、アレルギー性疾患が起こります。 特にチリダニ科のヤケヒョウヒダニとコナヒョウヒダニの死骸やフンが住宅内においての主なアレルゲンとされています。 これらのダニ数は夏期にピークを迎えるので、ダニアレルゲン(死骸やフン)の量は、夏から秋にかけて多くなります。 ※ 直接ダニ自体の健康影響とは関係ありませんが、ダニの除去に薬剤を使用した場合、それに含まれる成分や量によっては 人体に有害な影響を与えることもあります。 これについては「防ダニ剤及び忌避剤について」をご覧ください。