|
テーマ:万年筆の魅力(21)
カテゴリ:文房具
○善のHさんは、低いトーンのまま言った。 「誠に申し訳ございませんでした。 実は、メーカーに修理を出す際、 “無料修理”と記載して送ったのですが、 今、確認したところ、 修理代金30,000円の請求が来ていたんです。 メーカーにも電話で掛け合ったんですが・・・ お役に立てず申し訳ありませんでした。」 私も、一瞬、言葉を呑んでしまったが、 こればかりは、どうしようもない。 私の不注意だったんだから・・・。 30,000円払ってでも元通りに戻ったなら、 そう自分に言い聞かせた。 電話を切った後、暫らくボォーっとしていた。 30,000円はちょっと痛いなぁー。 ペリカンのスーベレーン600が余裕で買えるじゃないか・・・ なんて思うと、少し落ち込んでしまった。 『何かいい方法はないかなぁー』 この期に及んで・・・と思いつつも思いを巡らせた。 そして、ふと思い出した。 クレジットカードで買ったことを・・・。 私のメインカードには300万円のショッピングセイバーがついている。 『ラッキー!』 と思ったのも束の間、 補償期間が購入日から90日以内であることを思い出した。 購入日は1月11日。 軽く90日過ぎている。 でも、今回の場合、最初から修理代が有料と分かっていれば、 その時点で私はカード会社に電話していたけど、 当初、無料と聞いていたから・・・。 よし、ダメもとで言ってみよう! 早速、カード会社に電話した。 今回の経緯をカード会社に説明した。 すると、すんなりOK! 自分でもビックリ! ダメもとと思って、とりあえず相談してみるものだ! すぐに書類を送って貰うことにした。 免責金額は10,000円だけど、 20,000円戻ってくれば御の字。 電話を切り、ホッとした。 クレジットカードの有り難味を実感。 『年会費16,800円の元は取れた。』 そんなケチな考えが頭を過ぎった。 ~つづく~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[文房具] カテゴリの最新記事
|