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「月曜散策」2024.4.1By SeimeiWada

(pho;三十三間堂「不退転」)

命題１

実在と観念はまったく異なる。

命題２

実在的なものと表象されることとは無関係である。

命題3

観念的と実在的の間に限界線を引くのは難しい。

ロックは以下のように考える。

存在や本質の作用がわれわれにあたえられる。

考察

実在という概念を打ち立てるその意図はどこにあるのか。

観念は割合と身近である。それは空間的に現れ、知覚されるすべての性質である。その全体として表象とみなすことが出来る。ここでとどまっていれば、なにも実在まで手を伸ばさなくてもよさそうなものである。

しかし人間の精神はもっと遠くを目指そうとする。表象を作り出す根源たるsomething Xを追求してやまない。

筆者は、なんか、偶然と必然の探求のなかから見えてくる自由意志としての空（くう）、ないしは無を視野に取り込んだsomething Xであるまいかと漠然とした風景を見いだしてもいる。

[彼らは欲する。

絶望から身を守れるほどに成功し、

退屈から身を守れるほどに失敗する。

By SeimeiWada]

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