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子平・陰陽五行研究所ブログ

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2019年07月08日
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カテゴリ:男の弁当

みそかつ弁当

さて、私が少年だった昭和40年代後半の頃、伸び悩みの中学二年生時代
体操部同輩の貴公子ガキ大将A君は、決して不良ではなく、どちらかと言えば崩れ気味の優等生とでも言えましょうか。勉強をしている風には見えなくとも成績は良いし、スポーツは上級。それなりの施設で鍛え上げればオリンピックも夢ではなく、球技でも極めればプロ野球でも活躍できた逸材であろうと思いますが、それを目標とできる先人の不在や環境が整っていなかった地域では、才能あるA君を非凡の中の凡人として埋もらせるしかなかったのでしょう。

そんなA君が体操部先輩の一人Eさんに凄んで胸ぐらを掴んだその因果が、後に私に降りかかってきたのです。
先輩Eさんの名前は定かではないのですが、通称として「エロ」が付いていたのでEとしますが
そのEさんと校内のトイレでバッタリと出くわし、いつものように愛想よく挨拶しますと、「ちょっと顔を貸せ」と普段とは違って雲行きが怪しいのです。

「お前は俺以外の先輩に対してなら、○○先輩とか、ちゃんと言うだろ?」
「はい。」
「なら、なんで俺の時には苗字ではなく下の名前で呼ぶんだ?」
「それはみんながそう呼ぶので・・・・」
「歯ぁ、食いしばれ。いっぱつ殴る」
「え?なんでです?」
「お前以外の後輩も俺の事を馬鹿にしてるだろ? お前を代表して殴る。歯ぁ、食いしばれ」
と、こんな感じで凄まれ、ニヤニヤとはぐらかしていて余裕もあったんですが、段々と深刻な精神状態となってきたところで、Eさんも察したのでしょう。「うそ、ごめんね。冗談だよ」と、いつものように愛嬌よく笑顔で去っていきました。

やれやれ・・・・なんで私がこんな目に遭うのかなと、少々悔しかったな。





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最終更新日  2019年07月08日 05時29分47秒
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