カテゴリ:ギターリぺアー
◆K・YAIRI VINCENT VF-30 Blucs 試奏会&セットアップ の確認のご依頼を頂きました
ギターオーナー様は、Nisi様です、入手の経緯は㊙とさせて頂きます K2ギターファクトリーのブログ記事は、ビンテージギターがメインになってますが、 新しいギターのセッティングも重要と考えてます 今回の様にちょっこと手を入れるだけで、弾いていてご機嫌に成りますので、チェックだけでも お気軽にお持ち下さい ◆画像から確認して行きます ●ありゃ?このボディは何でしょか?ピックガードもバーズアイ・メイプルです ●仕様書に日本の工芸技術が使われていると、有りましたがどう見ても手彫りです 手間の掛かる集中力が必要な技で、改めて日本の伝統技術の素晴らしさを感じます 個性的なトップ材はヤマハの竹トップ以来です ●完成直後のギターです ●K・YAIRIさんのギターラインナップは余り詳しく無いのですが【 VINCENT】です ヘッドの突板もバーズアイ・メイプルです ◆セッティングを確認して行きます ●K2ギターファクトリー・マジックに掛かったNisi様には、非常に高く感じる弦高です 弾き心地をお聴きしますと、【弾き易くは無いね!】です 普通は6E/12Fは、2.5mmが良いと言われてますが、僅か0.25mm下げただけで、 天と地の差が有るくらい変化します【例外も稀に有ります】 ●6Eからマイナス0.5mmの高さが1Eのセッティングの高さが標準セッティングで正しいのですが 1E/2.0mmは明らかに高いと思います ●1フレットはバッチリで微調整の必要は有りません 国内有名メーカーの、最上位市販機【これ以上のグレードはオーダー扱いになる】でも 1フレットが0.8mmと、ちゃんと最終チェックいてるの?も有ります。 ◆K2ギターファクトリー基準で再セットします ●6E/12Fは、2.25mmです ●1E/12Fは、1.80mmにセットしました ●弦高のセット以外に微調整するポイントは有りませんでした ◆試奏会の開始です 最初に弾いた印象をお聴きしますと、決して満足されていないコメントでしたが、 チューニングしてる時に、コードストロークは苦手ない印象ですが、フィンガーピッキング で、素晴らしい能力のギターと直感しました タイミング良く、大家さん&スーパーベーシスト&ギタープレーヤー&シンガーソングライターの 【ふかふか】様が工房に来られましたので、問答無用で試奏をお願いしましたら・・・ Nisi様が、思わずブルースの練習をしようかな?とおっしゃってました ギターが鳴らないのでは無く、鳴らしかたが違っていた様です。 実はこれはK2の十八番でも有ります しかも弾き始めと、試奏が進んで来ると音質が変化して行くのがハッキリ判ります 出来立てほやほやのギターですから、少し弾き込んだだけで本来のポテンシャルが出て来ると 思います 自宅に戻られたNisi様から、1時間くらい弾いてたら益々良く成ったとお喜びのメールを頂きました 最初の音への不満は、爆鳴りマーチン&爆鳴りギブソンと比較さえていたのだと思います でもよく考えたら、マーチン・ギブソンの音が必要でしたら、そっちを弾けば良いと思います 全く個性の違うギターを楽しんで頂きたいと思ます 🌸珍しいトップ材のギターで、トップ材が更に飴色になる経年変化が楽しみと、音の 成長が楽しみですね🌸 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月18日 07時53分08秒
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