カテゴリ:ギターリぺアー
◆Epiphone DR-100VS
ギターオーナー様は、T.S様です トムソンをお預かりした時に、ジャックを交換したいギターが有るとの事で お聞きしておりましたギターです ◆画像から確認して行きます ●ピックガードは入手される前に外されていたのですが、全体のコンディションは良好です ●チューニングすると3G弦が、ピッキ状態ですのでナット溝を調整する必要が有ります ●FISHMANのピックアップが搭載されてます ◆リペア開始して行きます テールブロックの厚みを確認しませんと、パーツの手配が出来ませんので先に外しておきます ●無理やり外そうとされて収拾が付かない状態になってます ジャックカバーが外れない原因の、はみ出している部分をヤスリで削り落とします ●周囲にキズを付け無い様に養生して、ジャック固定ネジを外しました ●ギター本体のテールブロックは20mm厚で有る事を確認しました ●ジャック用のハーネスをハンダ付けしやすい位置に引き出します ●交換したジャックをボディ内に戻します ●電池ボックス内の電池は残量が有りませんので交換しておきます ●無理に外そうとした影響でジャック穴の周囲のサイド材が広がってます 付属の純正ワッシャーでは削られた跡が丸見えになってしまいます ●広がっている状態でジャックをセットしましたが、収まりが良くないので一回り 大きいワッシャーで広がった部分を見えなくします ◆セッテイングして行きます ●1フレットにスペーサーをセットします ●6E/12Fで2.75mm有ります ●1E/12Fで2.25mm有ります 🌻このままの弦高ですと、工房のセッティングを体感されたT.S様には弾き難いので 工房仕様のセッティングを施して行きます ●サドルを削って弦高を下げます ●既存のサドルの底面は水平が出てませんでした ●サドルの高さとブリッジトップを削ってサドルの出を確保します 🌻弦を張りますとサドルが前のめりになってしまい、ピエゾマイクに対して均等に圧力が 掛からず正常に音がません ●アンダーサドル・ピエゾマイク出す位置を1E側に移動させます 方法を変えて試しましたが、1Eの出力が弱く対処法としてスペーサーを敷きますと、 今度は3G&4Dの出力が弱くなり収拾が付かなくなりましたので、サドルを交換して解決します ●オーバーサイズのワッシャーを使ってザグリ傷を見えない様にしました ●1フレットにスペーサーをセットします ●既存のサドルでは緩すぎて均等に音が出ませんので、サドルを交換して問題を解決しました ●6E/12Fで2.25mmにセットしました ●1E/12Fは1.75mmにセットして有ります ●5フレット〜9Fフレットがバズリますので擦り合わせします ●擦り合わせをしてバズるポジションを数日確認して、微調整後にフレットクラウンを修復します ◆セッティングを確認します ●1フレットのクリアランスOKです ●バズるポジションは数日確認して微調整すればOKです ●ブリッジ周りの仕上がりです 出音のバランスも問題有りません ●6E/12Fは2.25mmの仕上がりです ●1E/12Fは1.75mmの仕上がりです ●リペアの完了です ネックの安定を確認して週末にはお渡し出来る予定です 🌻K2ギターファクトリー 千葉県八街市 八街 に-67-3 代表 加藤 和久 ☏ O8O-5376-O998 ⁂お車6台分の駐車場をご用意しております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月24日 08時19分58秒
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