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『定年帰農』について調べるために
農文協のホームページを見ていたら、 昭和21年6月、柴田義勝さんが瑞穂社から出された 『帰農時代』という本が紹介されていました。 http://www.ruralnet.or.jp/zoukan/ke1093_h.htm 新聞記者を辞した柴田さんが書かれた 終戦直後に発行された本です。 下記は、いまから約60年前のメッセージです。 「帰農といふことは、職業の転換であると同時に、 思想の転換でなければならぬ。思想の転換が行はれ、 従って生活の転換を行ふ決意が出来て、 はじめて帰農といふことが出来るのである」 「帰農」という言葉で検索されたら 北海道の古本屋さんにヒットし、 この本を買われた農文協の現代農業増刊号の 甲斐編集長が、以下のメッセージを添えておられました。 *** バブルの崩壊を経て、画一的大量生産・生活・労働の時代は終った。 これからは個性的自己実現の時代である。 農文協では「増刊現代農業」で帰農3部作 「定年帰農」「田園住宅」「田園就職」を発行してきたが、 「定年帰農」は個性的自己実現生産の、 「田園住宅」は個性的自己実現生活の、 「田園就職」は個性的自己実現労働の本である。 仕事で稼いだお金で余暇に自己実現するのでなく、 生産・生活・労働そのものをとおして 自己実現する生き方への共感が広がっている。 それは、『帰農時代』がめざした 職業の転換、思想の転換、生活の転換でもあろう。 (98年11月に発売された『田園就職』編集後記より) *** 職業の転換、思想の転換、生活の転換。 半世紀経ってもメッセージは、また光を当ててくれる人、 さらにメッセージを加えてくれる人が現れ、 光は増していくのですね。 柴田さんはどんな影響を受け、この本を書かれ、 また書かれた本は誰が手にとり、 どんな影響を後の世に与えていったのだろう。 今日、ぼくは柴田さんの思想的末裔となったのでした。 『半農半Xという生き方』には そんな出会いはあるのかな。 ●さてさて、今日のお土産(エックス系)のことばは・・・ 職業の転換、思想の転換、生活の転換。 そのためには何が必要なのかな。 訪問くださり、ありがとうございました。 今日もすてきな1日でありますように。 (半農半X研究所 塩見直紀 2005.03.02) ─────────────────────────── *研究所★研究所~小さな研究所とぼくたちのミッションと http://xseed.ameblo.jp/ ─────────────────────────── お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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